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【JAZZ新譜】SOILが自らのジャズの原点を辿った快作 THE ESSENCE OF SOIL / SOIL & "PIMP" SESSIONS (2021)

 

THE ESSENCE OF SOIL[SHM-CD]

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モントルージャズなどの世界的フェス出演など、海外でも高い評価を得ている、SOIL & "PIMP" SESSIONS。

2001年の結成だから、キャリアはすでに20年以上。

テクニックとアレンジのセンスの良さは折り紙つきだが、そこに熟成感が加わってきた。
というのが、本作を聞いた印象。

『THE ESSENCE OF SOIL』というタイトルのとおり、SOILのジャズの原点を見つめ直し再解釈したカヴァー集である。

インフォによればミニアルバムの扱いのようだが、全7曲、50分以上あり、内容も濃いのでフルアルバムの印象だ。

選曲が面白い。

マッコイ・タイナーやジョン・コルトレーンなどジャズの巨星たちの曲もあれば、なんとブラック・サバスの「Planet Caravan」も。

全編アコースティックで音の質感が明確なので、ばらついている感じはない。

メンバー全員が一つの空間に集まっての一発録りだったそうで、なるほど、特にアッパーな曲でのライヴ感、疾走感は圧巻。

一方で、ラストのチャーリー・ヘイデン「Silence」の、湖面に静かに広がる水紋のような透徹な美しさに震える。

 


1.Inner Glimpse
2.My Favorite Things
3.Planet Caravan
4.A Love Supreme, Pt.II - Resolution
5.Soulful
6.Kitty Bey
7.Silence

<了>

 

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