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【JAZZ新譜】次世代ジャズの精鋭が集まったライヴ New Gospel Revisited / Marquis Hill (2022)

ニュー・ゴスペル・リヴィジット / マーキス・ヒル

New Gospel Revisited

New Gospel Revisited

  • Edition Records
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現代ジャズを代表するトランペッター、マーキス・ヒル

本作は自身の2012年デビュー・アルバム『New Gospel』を再解釈したライブ盤で、通算で13作目。

同アルバムの収録曲が8曲で、5曲がメンバーのソロという、全13曲である。

メンバーが強烈で、ヴィブラフォンのジョエル・ロス、ドラムのケンドリック・スコット、テナーのウォルター・スミス3世、ピアノのジェイムズ・フランシーズ、ベースのハリシュ・ラガヴァンと、身震いするような顔ぶれ。
さながら次世代ジャズ・オールスターズである。

アンサンブルは濃密で緊張感にあふれ、その幾重ものレイヤーを切り裂くように、各人のソロが駆ける。

ヒップホップ、R&B、ネオソウルなどをブレンドした、イマドキ感の高い演奏なのだが、アコースティックセットということもあって、どこかヴィンテージな香りがするのも魅力だ。

 


Marquis Hill - Trumpet
Walter Smith III - Tenor Sax
Joel Ross - Vibraphone
James Francies - Piano
Harish Raghavan - Bass
Kendrick Scott -Drums

1.Intro (Live)
2.Law & Order (Live)
3.Walter Speaks (Feat. Walter Smith III)
4.The Believer (Live)
5.Oracle (Feat. Kendrick Scott)
6.New Gospel (Live)
7.Lullaby (Feat. Joel Ross)
8.Autumn (Live)
9.New Paths (Live)
10.A Portrait Of Fola (Live)
11.Perpetual (Feat. Harish Raghavan)
12.The Thump (Live)
13.Farewell (Feat. James Francies)

<了>

 

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