おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

The Cake / Baby That's Me (1967)

 



The Cakeは1966年にニューヨークで結成された3人組のガールズ・コーラス・グループ。

メンバーはJeanette Jacobs、Barbara Morillo、Eleanor Barooshianの3人。

リリースしたシングルは67-68年に4枚だけと活動期間は短い。

2006年にジミ・ヘンドリックスのトリビュートコンサートの際に一度再結成したらしい。


「Baby,That's Me」は彼女たちのデビューシングル。

ぶっちゃけヒットしたわけではないのだが、オールディーズファンの間では結構語り継がれている。

それは、もろフィルスペクター風で、ウォール・オブ・サウンドのクローンとしての完成度が高いから。

書いたのはJack NitzscheとJackie DeShannonで、そもそもは1964年にThe Fashionsがリリースした。

このときの音は、さして「壁」ではないのだけれど、The Cakeのは、憂いのあるコーラスやストリングスが重なりあり、奥行きのあるサウンドに仕上がっている。

アレンジを手掛けたのはHarold Battiste。

山下達郎氏が自身の番組でこの曲をオンエアしたときの解説によれば「この人はニューオリンズ出身でサム・クックの「ユー・セイド・ミー」のアレンジからはじまってリー・ドーシー(Lee Dorsey)やジョー・ジョーンズ(Joe Jones)の「You Talk Too Much」、そういう一連のことをやりまして、ウエストコーストに移って、ソニー&シェール(Sonny and Cher)なども手掛けた有名な人です。2015年になくなってしまいました」とのこと。

この曲がCD化されているのは、輸入盤のコンピだけだと思う。

Vol. 6-Coolest Songs in the World

Vol. 6-Coolest Songs in the World

 <この項おわり>