センド・フォー・ミー / キャサリン・ラッセル
古き良き時代の歌をいま
前作がグラミー賞にノミネートされたボーカリスト、キャサリン・ラッセル。
バック・ボーカリストとしての活動が長かった人で、ダイアナ・ロス、マドンナ、デヴィッド・ボウイ、スティーリー・ダンらの仕事をしていたと聞けば、その実力がわかろうというもの。
2006年からはソロとしてのキャリアをスタートさせ、このときすでに50歳を超えていたが、コンスタントにアルバムをリリース。
グラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムにノミネートされた、2019年リリースの『Alone Together』に続くのが、本作品だ。
タイトル曲は、ナット・キング・コールの代表曲のひとつで、全米R&Bチャートで1位、全米総合でも6位のヒットになった曲。
彼女の両親は共にミュージシャンだったそうで、両親が活躍していた古き良き時代の音楽を、新たに解釈し世に届けることが、このアルバムのテーマ。
ナット・キング・コールをはじめ、ビリー・ホリデイ、ルイ・アームストロング、アール・キングなど、ジャズの伝説的なミュージシャンへのオマージュが込められているという。
JAZZ WEEKのアルバムチャートでは、見事1位を獲得した。
1 Did I Remember 3:28
2 Send For Me 4:45
3 At The Swing Cats Ball 3:05
4 Make It Last 4:42
5 Going Back To New Orleans 3:38
6 If I Could Be With You 3:41
7 You Can Fly High 2:54
8 East Of The Sun (And West Of The Moon) 3:48
9 In The Night 4:12
10 You Stepped Out Of A Dream 3:24
11 Blue And Sentimental 3:08
12 Sticks And Stones 3:00
13 Million Dollar Smile 3:38
<了>
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