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【JAZZ新譜】Origin / Joey Alexander (2022)

オリジン / ジョーイ・アレキサンダー

Origin

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6作目にしてまだ10代。全曲オリジナルの会心作。

2003年インドネシア・バリ島生まれ。

ウィントン・マルサリス、ハービー・ハンコックに絶賛され、12歳の最年少でグラミーの最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバムを含む、2つの賞にノミネートされた神童ピアニスト。

これが6作目なのだが、まだ10代だというのだから恐れ入る。

リズム・セクションにはラリー・グラナディア(b)、ケンドリック・スコット (ds)という辣腕を迎えた盤石の布陣。

基本はピアノトリオだが、曲によっては、ギターのギラッド・ヘクセルマン、サックスのクリス・ポッターと、いま最も生きの良いゲストが加わる。

全曲がジョーイ・アレキサンダーのオリジナルで、だからこのタイトルなのだが、いずれも完成度が高く、作曲家としての成長も著しい。

今どきのコンテンポラリー・ジャズの見本のような出来栄えで、難度の高い演奏でありながらも、リズムの切れ味がよく音の明度が高い。

特にアップテンポのナンバーでの、開放感、疾走感は相当なものだ。

深みや渋さは40代からでいいので、しばらくはこの路線で突っ走って欲しい。

ちなみにこのアルバム、アメリカで売れまくっていて、2022年の5月~6月にかけて、ずうーーっと、チャート上位に貼り付いている。

 

Joey Alexander(Piano)
Larry Grenadier(Bass)
Kendrick Scott(Drums)

Gilad Hekselman(Guitar) Track4,6,9
Chris Potter(T.Sax) Track2,4,9

1.Remembering
2.On The Horizon
3.Dear Autumn
4.Winter Blues
5.Promise of Spring
6.Summer Rising
7.Midnight Waves
8.Angel Eyes
10.Rise Up
11.Hesitation

<了>

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