曲の紹介部分を要約して記載しています(青文字は書き起こし)。ネットに音源があるものは貼り付けていますが、必ずしもオンエアされたものと同じではありません。
1. OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース) / 山下達郎
2. STAY / MAURICE WILLIAMS & THE ZODIACS '60
3. HALLELUJAH / SWEATHOG '71
4. FOR ONCE IN MY LIFE / STEVIE WONDER '68
5. FOLLOW EVERY DREAM / WILLIAM HART "THE FISH THAT SAVED PITTSBURGH" '79
6. CRYING (LIVE) / ROY ORBISON '85
7. HE'S SURE TO REMEMBER ME / BRENDA LEE '64
8. 希望という名の光 / 山下達郎 '10
私、いよいよ今年のスケジュールが出てまいりまして、それに伴って、やることがたくさんあります。
うわぁとなっております。
なので、今日は「棚つか+リクエスト」
レギュラープログラムに近づけようと思いましたが、リクエストカードがたくさん頂いておりますので。
こういう時ですので、お応えできるだけ、お応えしようと。
今日はリクエスト100%、来週もリクエスト100%
2週間、やれるだけ。
すごくスケジュール詰まってきておりますので(笑)
今週は直前でやておりますが、来週は前倒しでいきたいと思います。
そのへん、ひとつよろしくお願い申し上げます。
先週、非常に異例ですけれども昨今のご時世に感じることがありまして。
今度発売されます、近日発売のアルバムに収録する予定の曲をですね、前倒しで。
こんなこと、生まれて初めてですけども、前倒しで、おかけしました「Oppressions Blues」
タイトルなんですけども、ここの一週間ですね、関係各位、諸先輩方、いろいろとですね論議を重ねまして「Oppression Blues」にタイトルを変えました。
いろいろと諸説ありまして、タイトルを変更しました。
発売前なのに、タイトル変更もへったくれもあるか(笑)
先週は、「Oppressions Blues」と申し上げましたけれども、これからはオフィシャルに「Oppression Blues」
近日発売のニューアルバムに収録します。
で、すごくお便りを頂きまして「もう一度、聴かせろ」
ラジコでさんざんお聴きになってるのに、まだ聴きたいのか。
そんなこと言っちゃいけませんね(笑)
今週もおかけしたいと思います。
ほんとに我々の世代は、戦争が割と遠い。
ベトナムですらですね、遠い感じですけども。
やっぱり自分自身が年を取ってきたということもありますけど、やっぱりそういうところに身近に感じられます。
特に、ネットや映像情報というのはふんだんに入ってきます。
何がほんとで、何が嘘なのか、全然わからなくなってるという。
なんかこうした放送の中で、どういうことを申し上げたり、番組をどうやって作っていくか、一人一人がみんな問われていきますけれども。
毎週申し上げておりますとおり、世の中が平穏でないと文化というのは成立しませんので。
できたら私、一音楽家としてですね、できることを、どいう具合に行うかということを考えてですね、番組は、ひたすら平常心で、淡々と進行して参りたいと思っておりますが。
音楽家は音楽で表現するという考え方ですので、今度のアルバムに収録する予定のこの1曲。
先にお聴きをいただいてということで、今週もお届けしたいと思います。
OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース) / 山下達郎
まずはドゥー・ワップ。モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックス。
1960年、全米NO.1の大変有名な「STAY」。
他にもたくさんカヴァーがある。フォー・シーズンズや、ジャクソン・ブラウンがライヴでカヴァーしている。
そのオリジナル。
STAY / MAURICE WILLIAMS & THE ZODIACS
次はスウェットホグ。珍しいリクエスト。
1971年に1曲だけヒットを残した4人組のロック・バンド。
1971年、全米33位の「HALLELUJAH」。
HALLELUJAH / SWEATHOG
スティービー・ワンダーの1968年のヒットソング、「FOR ONCE IN MY LIFE」。
スタンダード・ナンバーと思いきや、そうではなく、割とモータウン関係のライターによって書かれた曲。
1966年にトニー・ベネットがレコーディングしたのが最初だと言われているが、このスティービー・ワンダーのが代表作。
1968年、全米でもR&Bチャートでも2位。
FOR ONCE IN MY LIFE / STEVIE WONDER
ウィリアム・ハート。デルフォニックスのリード・ヴォーカル。
彼がソロ名義で、1979年の映画『THE FISH THAT SAVED PITTSBURGH』のサウンドトラックは全面的にトム・ベルの作品で埋められている。
その中でウィリアム・ハートがソロ名義で歌っている「FOLLOW EVERY DREAM」。
昔はアルバムしかなく、手に入りにくかったが、最近CD化された。
FOLLOW EVERY DREAM / WILLIAM HART
ロイ・オービソンが1985年に出したアルバム『KING OF HEARTS』からのシングル・カット「WILD HEARTS」。
ニコラス・ローグの映画「マリリンとアインシュタイン」に使われた。
この曲をイギリスでZTTレーベルがEPで発売したときに二枚組のシングルで出して、その二枚目に「CRYING」のライヴ・ヴァージョンが入っていた。
ロイ・オービソンのライヴはいろいろとあるけれど、これがベスト・ライヴのひとつでは。
50ちょっと手前での、おそらくイギリスでのライヴ・レコーディングだと思われる。
素晴らしいなんてものじゃなくて、このシングルを新春放談で大瀧詠一さんが持ってきてかけたことがある。
もう何も言葉が出ない、悲しーい声。この3年後に亡くなってしまうので。
CRYING (LIVE) / ROY ORBISON
ブレンダ・リーの「想い出のタンゴ」、原題は「HE'S SURE TO REMEMBER ME」。
1964年の曲。
彼女の最後のシングルではない。彼女は70年代前半まで、シングル出していて、チャートにも入っている。
この曲はTOP100に入らなかった。CD化はほとんどされていない。
2013年にオーストラリアのRARE ROCKIN' RECORDSというレーベルから出た「Bubbling Under 」、つまり100位以下の曲ばかり集めたコンピだが、これのVOL.2に入っている。
全米135位。作曲はジャッキー・デシャノンということでコレクターズ・アイテムになってる。
HE'S SURE TO REMEMBER ME / BRENDA LEE
一昨日 3月11日は、東日本大震災から11年を数える日でございます。
私もいろいろな11年前の思い出がございますけれども。
そういうようなのを含めまして、今日は「希望という名の光」たくさんリクエストも頂いております。
最後はこれをお届けしたいと思います。
希望という名の光 / 山下達郎
<了>