曲のエピソードなどの対談部分を書き起こしています。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。 ネットに音源があるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。
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1.RIDE ON TIME / 山下達郎
2. 二人のバカンス / 竹内まりや
3. NATALIE / 竹内まりや
4. 時空(とき)の旅人 / 竹内まりや
5. 夢の続き / 竹内まりや
6. 明日の私 / 竹内まりや
7. 静かな伝説(レジェンド) / 竹内まりや
今年は竹内まりやさんがデビュー40周年ですので、いつものお馴染みの「納涼夫婦放談」、1回増やしまして、今年は3週間お届けします。竹内まりやさんゲストです。
9月4日に竹内まりやデビュー40周年記念の企画で、3枚組のCD「Turntable」。
全62曲、1曲65円!
それを、この3週間で、少しずつご紹介したいと思います。
まず今週は1枚目で、いわゆるベストものでございます。
以前出ました「EXPRESSIONS」、このベストアルバムに入らなかったものをDisc1に収録いたしました。今日はそのDisc1から、いろいろとお聴きいただきたいと思います。
「RIDE ON TIME」のリクエストが来ておりますので頭はこれで。
達:お聞きいただきましたのは「二人のバカンス」。RCA時代の音源です。1980年のシングル。
ま:シングルだったけれども「Expressions」に入れてないんですよね。林哲司さんが作曲をして私が作詞をした初めての共作曲だったんですけれどもね。
達:アルバム「Miss M」からのシングルカットです。今年の頭ぐらいにリマスターされて発売中です。
ま:そうでした
達:今度は81年のアルバム「PORTRAIT」から。これもシングルカットです。
ま:この曲もシングルだったんです。
達:この頃になりますと 、自作の曲が増えてきます。
ま:では「PORTRAIT」から聞いてください「NATALIE」
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達:1981年のRCAでは最後のアルバム「PORTRAIT」からのシングルカッ「NATALIE」。
ま:これはセンチメンタルシティロマンスの演奏で、デビューの時からセンチとはずっとやってたんですけれども、この「PORTRAIT」でも一緒にやろうということで、この曲を頼んで一緒にやりました。これは私が後にも先にも初めてCMに出たCM ソングだったんですね、ヘアケア製品の。覚えてる?
達:覚えてますよ。「決まり」ってやつ。
ま:そうそう(笑)あれでCMだけはもうやめようと思った。
達:(笑)この歌は今に近いけれども、さっきの「二人のバカンス」は、えらく若い。1年でずいぶん違う。
ま:録ってるエンジニアも違う。
達:それではRCAからMOON RECORDSに飛びまして、「Variety」を飛ばしまして「REQUEST」に行きます。シングルが何枚か出ていますが、前の「Expressions」に入れられなかった、1986年の眉村卓さん原作のアニメ「時空(とき)の旅人」。
ま:角川アニメですね。
達:りんたろう監督のやつですが、これの主題歌で「テコのテーマ」とダブルカップリング、両A面。
ま:両A面だったんですけども「テコのテーマ」は今回入れられなくて「時空(とき)の旅人」を入れました。
達:「Expressions」に「テコのテーマ」は入ってないの?
ま:入ってないんですよ。
達:そうなんですか。両A面ですが、これは北島健二さんのリードギターが素晴らしい。
ま:あーそうだったね、泣きのギター。
達:プログレ風のバラードで、こうなると青山純、伊藤広規、北島健二、自家薬籠中です。
ま:そうだねー
達:1986年のシングル「時空の旅人」
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達:私、先ほどりんたろうさんが監督だと言いましたけれども、真崎守さんです。りんたろうさんはプロデューサーです。これ意外とそうそうたる、脚本は大和屋竺さんなんだ。
ま:それとキャラクターデザインを萩尾望都さんがやっていて、この時に同時上映というか、併映されていたのが「火の鳥」だったんですよ。それで私は手塚治虫さんと萩尾望都さんと3人で写真を撮ったのを覚えています。
達:さようですか、私はスタジオにひたすら入ってたんで何も知りません(笑)
ま:もともと「Variety」の時に「グッバイ」という曲で作っていて、とっておいたんですけれども、そうしたらこの映画のお話があって、輪廻転生というか、それがテーマなので詞を書き換えて、それでこの歌にしたのを覚えています。
達:次の曲は1987年、やはりアルバム「REQUEST」に収録されていますが、これもシングルカット。映画の主題歌です。「ハワイアンドリーム」、川島透監督。
ま:これすごくレコーディングに時間がかかったの覚えてます。スマイルガレージで
達:あれはテレコがトラブったんです。
ま:そうだったよね。
達:それで時間がかかった。でもこの頃は必ずアルバムのフィニッシュといったら朝どころじゃなくて昼で。後でリミックスバージョンを作り直したのが、今のオフィシャルバージョンになっています。 87年の「夢の続き」
達:1987年のシングル、映画「ハワイアンドリーム」の主題歌「夢の続き」。アルバム「REQUEST」に収録。
ま:ジョニー大倉さんと時任三郎さんでしたね、主演が。川島透監督でした。
達:私が80年代で一番好きな映画「竜二」の監督ですね。
1994年に出しましたベストアルバム「Expressions」、これにしか入っていないテイクというのがありまして。「明日の私」。
ま:これもシングル曲だったんですけどね。
達:いつも4月の頭になると、サンソンでこれをかけるんですけれども、いわゆる田舎から都会に出てきて、就職に出てきてと言う、そういう人の歌ですが、ようやくアルバム化しました。1994年の「明日の私」。
達:私が一人で全部やっています。
ま:これすごくアレンジが好きなんです。
達:でも歌詞とオケにあまり共通項がないという(笑)いいんです。
でも「Expressions」は2008年だから、もう11年も経っているんだ。あっという間だな。その後に「TRAD」というアルバムがあって、その中から2曲入っていますが、何で「アロハ式恋愛指南」とか「たそがれダイアリー」とか入れなかったんでしょうね。
ま:そう。今回はNHKで「いのちの歌」を歌うこともあり、「いのちの歌」を入れたいなと思ったのと、それからミュージックフェアでは「静かな伝説(レジェンド)」を歌うということもあって。
達:きりがないですね。
ま:また追々考えますけれども。
達:今日の最後は昨日やりましたミュージックフェアでも演奏いたしました「静かな伝説(レジェンド)」、2014年のシングルです。
【Amazon.co.jp限定】Turntable (デカジャケット付)
- アーティスト: 竹内まりや
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2019/09/04
- メディア: CD
<了>