アルバム『Café Bohemia』の先行シングルとして、1985年11月21日にリリースされた、佐野元春の通算20枚目のシングル。
佐野元春にとって初のクリスマスソングでもある。
当時のLPレコードと同じサイズの12インチシングルとしてリリースされたが、オリコン最高位7位。10万枚以上のセールスを記録した。
日本ではレゲエというと「熱い」というイメージを抱きがちだが、あえてクリスマスにレゲエナンバーを持ってきたところが、ひとつのアイデアだろう。
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オリジナルヴァージョンのほか、Orchestra VersionとExtended Dub Mixがあり、どちらも完成度が高い。
Orchestra Versionのストリングスアレンジは矢野誠で、オリジナルよりテンポを落として、神聖な響きを与えている。
Extended Dub Mixは7分以上あり、ダンスフロア仕様という感じ。
ゆるゆる身を任せていると、たいへん心地よい。
この作品で特筆すべきは、エンジニアリングをSteven Stanley(スティーブン・スタンレー)が手掛けていることだ。
彼はジャマイカ出身のエンジニアで、スライ&ロビー、B'52'S、グレイス・ジョーンズ、トム・トム・クラブ等の斬新なサウンドを生み出し、一世を風靡。
特にレゲエサウンドの音作りに優れた手腕を発揮する。
もちろん佐野サイドの強い意向があって依頼したのだろうが、それが見事に身を結んでいると思う。
<この項おわり>