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【JAZZ新譜】リモートから生まれたビッグバンドの快作 小曽根真も参加 Open World / Chad Lefkowitz-Brown (2021)

オープン・ワールド / チャド・レフコウィッツ=ブラウン

Open World

Open World

  • La Reserve Records
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ニューヨーク出身のテナーサクソフォンプレイヤー、チャド・レフコウィッツ=ブラウン。

10代の頃からジャズシーンで頭角を表し、ジュリアード・ジャズ・オーケストラやアフロ・ラテン・ジャズ・オーケストラなど著名なビッグバンドに参加。

またテイラー・スウィフトのバックでも活躍し存在感を高めてきた。

これまで5枚のリーダーアルバムをリリースしているが、今回の作品は、リモートでの制作に挑んだ意欲作。

パンデミックによって多くのミュージシャンがライヴ活動の制限を余儀なくされたが、一方でオンラインによって世界中のミュージシャンが空間的な制約なしに「共演」を模索する動きが強まった。

その代表的な成果の一つが、この『Open World』だ。

20人を擁するビッグバンドに、世界中から著名なミュージシャンを招いての豪華なコラボ。

ゲストはベテランから若手まで多彩で、大御所ランディ・ブレッカーがいれば、スペインの若手シンガー/トランペット奏者のアンドレア・モティスも。

小曽根真の参加も日本人の私たちとしては嬉しいところだ。

そのほか、参加ミュージシャンの出身地をあげれば、プエルトリコ、ベナン、チリ、カナダと、まさにワールドワイド。

選曲も「チュニジアの夜」「Spain」「St. Thomas」「La Vie en Rose」など、耳馴染みのあるスタンダードが中心で、華やかで陽気でポジティブな演奏が並ぶ。

You Tubeは、音質的にちょっと、なので普段はあまりオススメしないのだが、共演の模様はぜひ動画で楽しみたい。

 


Track List
1.A Night in Tunisia
2.Spain
3.The Waters of March
4/Airegin
5.India
6.St. Thomas
7.Dear Old Stockholm
8.La Vie en Rose
9.United.

Personnel
Chad Lefkowitz-Brown: saxophone, tenor; 
Bryan Davis: trumpet; 
Sidmar Vieira: trumpet; 
Rachel Therrien: trumpet; 
Kali Rodriguez-Peña: trumpet; 
Makar Kashitsyn: saxophone; 
Lucia Sarmiento: saxophone; 
Shu Ishikawa: saxophone, tenor; 
Mina Nashaat: saxophone, tenor; 
Eden Bareket: saxophone, baritone; 
Carla Kollner: trombone; 
Ray David Alejandre: trombone; 
Siya Charles: trombone; 
Lionel Fumeaux: trombone; 
Bryan Carter: drums; 
Charles Goold: drums; 
Holger Marjamaa: piano; 
Russell Hall: bass; 
Josh Meader: guitar; 
Keisel Jimenez: congas.

※セカンドテナーのShu Ishikawaは石川周之介氏

Additional Instrumentation
Arturo Sandoval: trumpet (1)
Randy Brecker: trumpet (2)
Carly Maldonado: percussion (3)
Andrea Motis: trumpet, vocal (3)
Miguel Zenon: alto sax (4)
Lionel Loueke: guitar (5)
Melissa Aldana: tenor sax (6)
Etienne Charles: trumpet (7)
Bria Skonberg: trumpet, vocal (8)
Makoto Ozone: piano (9)

 

<了>

 

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