モア・ミュージック / ジョーイ・デフランセスコ
ベテランオルガン奏者にしてサックス、ペットにも挑戦
10代でデビューし、30年以上のキャリアを誇るオルガン奏者、ジョーイ・デフランセスコ。
ダウン・ビート誌の評論家による人気投票(オルガン部門)で9回1位を獲得するなど高い評価を得ているが、10代の頃に共演したマイルス・デイヴィス(tp)に影響されて始めたトランペットも相当な腕前。
また、前作『In the Key of the Universe』(2019)でファラオ・サンダース(ts)と共演したことをきっかけに、テナー・サックスを学び、本作でも披露している。
結果、アルバム全体の焦点がややボケた感じもしなくはないのだが、テナーもペットも、オルガンと同じようにまろやかな円熟味があり、らしさは満開だ。
しかし2022年8月、誠に残念ながら彼が死去したことが発表された。
まだ51歳という若さだった。
1. Free 3:39
2. Lady G 5:41
3. Just Beyond the Horizon 6:41
4. In Times of Reflflection 7:29
5. Angel Calling 5:44
6. Where to Go 7:24
7. Roll with It 4:38
8. And If You Please 4:14
9. More Music 6:05
10. This Time Around 7:09
11. Soul Dancing 6:37
Joey DeFrancesco (organ, trumpet, tenor saxophone, keyboard, piano, vocals)
Michael Ode (drums)
Lucas Brown (guitar, organ, keyboard)
<了>
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