ベテランのオルガニストによるブルージーな一作
ビル・ハイドはペンシルヴァニア州、ピッツバーグ出身、1948年生まれ。
ドン・パターソンに魅せられ16歳でプロのオルガン奏者として活動をスタート。
40年以上の活動歴を持つ、ベテランである。
白人でありながら、アフリカン・アメリカンぽい、ファンキーな演奏が持ち味。
本作は、2015年の前作以来、7年ぶりのリーダーアルバムである。
基本にあるのはブルースで、良い意味で肩のチカラが抜けたスインギーなアンサンブルを聴かせている。
ギターのペリー・ヒューズは、ボブ・ジェームスらとの活動歴があるベテランで、バックのカッティングも良いグルーヴだし、歌心のあるソロも良い。
このアルバム、決してイマドキの音楽とは言えないが、アメリカでは根強い人気があるようで、JAZZ WEEKでは週間チャートでベスト20に入っている。
Bill Heid - Hammond organ, vocals
Perry Hughes – guitar
Randy Gelispie – drums
Kevin “Bujo” Jones – percussion
<了>
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