テナシティ・アズ・ウィ・スピーク / シーザー・フレイザー
マーヴィン・ゲイのバックで活躍したオルガン奏者の新作
シーザー・フレイザーは、NY出身で10代の頃から演奏活動を行ってきたベテランのオルガン・キーボード奏者プレイヤー。
1970年代に数枚のリーダーアルバムをリリースし、マーヴィン・ゲイのバックで演奏していたことでも知られる。
ただ、1980年代以降は、ばったりとその活動を聞かなくなった。
オフィシャルサイトのバイオによれば、ラジオ局のディレクター、ニュースキャスター、レポーターなどとして活躍していたそうだ。
ところが、2018年、なんと数十年ぶりにアルバム「Instinct」を、2019年に「Closer to the Truth」をリリース。
どちらも好評をもって迎えられる。
それに続くのが、この「Tenacity As We Speak」で、こちらもアメリカではヒット作となり、JAZZ WEEKでは最高位3位まで上がっている。
典型的なレア・グルーヴ~ジャズ・ファンクで、目新しさはないもの、ヴィンテージでコク深い味わいは絶品である。
<了>
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