ミッドナイト・イン・ヨーロッパ / ZZカルテット
ワールド・ミュージック~ジャズを奏でる多国籍カルテット
ギター、アコーディオン、ベース、ドラムという、やや変則的な編成から想像できるとおり、非常にオーガニックでハートフルな演奏を持ち味とするカルテット。
本作はライヴということもあって、アコースティックならではの音の響きが、ことのほか魅力的だ、
メンバーの出身地はさまざまで、クロアチアのギタリスト、ラトコ・ジャカとイタリアのアコーディオン奏者シモーネ・ザンチーニが中心。
そこに、マケドニア出身のベース奏者マーティン・ジャコノフスキー、アメリカ出身のドラマー、アダム・ヌスバウムが加わったという、多国籍集団だ。
ジャズ、クラシック、フォークロア、ワールドミュージック、ロックなどの側面が有機的に混ざり合った多彩な音楽のアンサンブル、と書くと小難しげな印象もあるが、実際は軽快でダンサブルで、どこかユーモラスでもある。
メンバー全員、ずば抜けた技量の持ち主で、特にギターのラトコ・ジャカのソロは圧巻。
日本ではまだあまり知られていないが、ギター好きならチェックしておきたいカルテットだ。
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ZZ Quartet – Ratko Zjaca – Simone Zanchini – Adam Nussbaum – Martin Gjakonovski
Simone Zanchini – accordion, electronics
Ratko Zjaca - electric guitar, electronics
Martin Gjakonovski - acoustic bass
Adam Nussbaum - drums
1.Pippo
2.Twilight Time Again
3.Voglio Una Donna
4.Frida Is Vanished
5.Baracoa
6.Morgagni Est
7.River Spirit
8.Cafe Finale
9.The Easy Whistler
<了>
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