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【JAZZ新譜】ハンガリーのテナー奏者のワンホーン・カルテット On the Move / Gabor Bolla Quartet (2022)

オン・ザ・ムーヴ / ガーボル・ボラ・クインテット

On the Move

On the Move

  • Stunt Records
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日本語のインフォやレビューが全くといっていいほど見当たらないので、海外の記事を頼りに手探りで書いている。

なんせ本人のオフィシャルサイトは制作中のようだし、フェイスブックにも2年近く新規のインフォがなく、ツイッターのアカウントもない。
いまどき、こんなミュージシャンがいるのか、と思うほど。

 

ガーボル・ボラはハンガリー出身で、現在デンマークで活動しているテナー奏者。
ソプラノも吹く。

この作品は彼が率いるワンホーンカルテットで、ピアノのロバート・ラカトシュはガボールと同じくハンガリー、ベースのダニエル・フランクはスウェーデン、ドラムのビリー・ドラモンドはアメリカと、多国籍な顔ぶれ。

ロバート・ラカトシュのリーダーアルバムは、日本では澤野工房から出ている。

 

ジャケットはややヴィンテージな感じだが、演奏もまた同様。

ガボールのテナーは野太く、ときにロリンズを、ときにモブレーを思い起こさせながらも、フレーズにはイマドキの洗練感がある。

リズム隊も達者で、特にピアノのロバート・ラカトシュのソロは、アイデアが豊富で鮮やか。

個人的にはガボールがソプラノを吹く「Blue Tarif」での、メンバー各人の自由で奔放でかつ一体感のある演奏が気に入った。

 

Gabor Bolla (ts, ss)
Robert Lakatos (p)
Daniel Franck (b)
Billy Drummond (ds)

 

1.Monkey Donkey
2.Love Is Love
3.Chelsea Bridge
4.Blue Tarif
5.Wee See
6.Lament
7.Swinging at The Heaven
8.Blues on the Move
9.Monkey Donkey (alternate take)

 

<了>

 

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