おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



【JAZZ新譜】Open to Closeness / Point of Few (2022)

オープン・トゥ・クローズネス / ポイント・オブ・フュー

Open to Closeness

チェコのインストゥルメンタル・カルテットのデビュー作

ビートメイクがイマドキ感たっぷりで、ロバート・グラスパー以降の流れをくんでいるのはあきらか。

演奏の緩急は巧みだし、ギターはキャッチーなフレーズをよく歌うし、一般ウケしそうな要素も多々あり。

注目は、キーボードの鬼才ジェイソン・リンドナーが参加していること。

かのデヴィッド・ボウイのラスト・アルバム『★(ブラックスター)』に参加したことで知られるが、本作でも3曲に参加し、陰影と奥行きのあるサウンドメイクに貢献しているようだ。

チェコの音楽シーンを普段から注目しているわけではないし、日本にそれほど情報が入ってきているわけではないけれど、本作を聞く限り、若い世代のジャズインストの感覚は、英米などとほぼ同じだなと思う。

 

Petr Smékal – tenor saxophone
Radim Přidal – guitar
Vlastimil Škoda – bass
Marek Antoňů – drums

Guest :
Jason Lindner – synthesizer, sound design (1, 2, 3)

<了>
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