おとのほそみち

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【AOR】AOR/ブルー・アイド・ソウルの隠れ名盤がリイシュー「MICHAEL STOSIC」

マイケル・ストージック


マイケル・ストージック[紙ジャケット仕様]

マイケル・ストージック[紙ジャケット仕様]

 

 

いやはやこんな作品が、まさか2020年になってリイシューされるとは。

AOR/ブルー・アイド・ソウルの隠れ名盤、マイケル・ストージックのセルフタイトルアルバム「MICHAEL STOSIC」

リリース元はP-VINE。
コンスタントに素晴らしい仕事をしてくれる、たいへんありがたい存在だ。

そのインフォを見てみると

アーリー80's AOR/ブルー・アイド・ソウルの秘宝が世界初リイシュー! 米シンガー・ソングライター:マイケル・ストージックが82年に吹き込んだ幻のデビュー・アルバムは、オリジナル・プレス100枚のみの超希少盤にして、全編「歌良し!曲良し!サウンド良し!」な極上ウエストコースト・サウンドが詰まった逸品!


チカラ入ってます。

これは決して掛け声だおれではなく、「歌良し!曲良し!サウンド良し!」はまさにそのとおり。

有名なミュージシャンが参加しているわけではないし、82年作品でおそらくさほど予算もかけられてないせいか、アレンジや録音にゆるさはあるけれど、それを補って余りある曲の良さ。

ウェストコーストサウンドではあるが、ひたすら爽やかなのではなく、ちょっとブルージーというか、ブルー・アイド・ソウル的な趣もあったりする。

初期のホール&オーツぽいといいますか。

演奏陣のなかで耳を引くのはサックスで、これはブラッド・スウェット&ティアーズなどのメンバーだったジェリー・ラクロアという人らしい。

このデビュー・アルバムがメジャーから正式にリリースされなかったため、マイケル・ストージックは一度は音楽活動から離れたようだが、いま現在はまた作品をリリースしているそうだ。

この手のリイシューは、サブスクにのらないことがままあるが、この作品はSpotifyとかで聞けるので、AORファンの方にはぜひと勧めておきたい。

 

こちらはティーザー


MICHAEL STOSIC『Michael Stosic』(1982) album teaser

 

<了>