LAW AND ORDER+5 (日本独自企画編集盤、最新マスタリング、ボーナストラック付き)
- アーティスト:LOVE COMMITTEE,ラブ・コミッティー
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: CD
ラヴ・コミッティ(Love Committee)は、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のボーカルグループ。
1967年に結成されたエシックス(The Ethics)を前身とする。
1974年にシングル1枚をリリースした後、グループ名をラヴ・コミッティに改名した。
のちにテンプテーションズのメンバーとなるロン・タイソン(Ron Tyson)が在籍していたことで知られる。
彼らのファーストアルバム『Law And Order』は、フィリー・ソウルの隠れた名盤。
隠れた、といってもキャリアのあるフィリー・ソウル好き、スウィートソウル好きはみんな知っているだろうけど。
アゲアゲのジャンプナンバーから甘くメロウなバラードまで、当時の売れ筋のソウル、R&Bの魅力が目一杯つまっていて、ロン・タイソンのファルセットとジョー・フリーマン(Joe Freeman)のバリトンの掛け合いがお見事。
もちろんコーラスもうまいし、バックの演奏も達者。これぞシグマスタジオ、という音だ。
これがリリースされた1978年は、ディスコサウンドブームの大きな波が押し寄せた時期で、スィートなフィリー・ソウルの存在感は徐々に薄れつつあった。
フィリー時代を終焉期を飾る一枚といってもいいだろう。
とはいえ、評価を得たのは後の話であって、リリース当時はヒットに恵まれていたわけではない。
このアルバムは、さまざまな曲調の作品が並んでいるが、どっちつかずでスタンスが不明瞭という見方もできる。
シングルのセールスも今ひとつだった。
1980年に「Love Committee」というセカンドアルバムを出したのち、グループは活動を終えている。
※Amazonにリンクを張っている盤は日本独自企画で、ミックス違いの12インチヴァージョンなどがボートラで入っている。たぶん追加プレスはされないだろうから、気になる方はお早めに。
<了>