かの傑作『JAZZ SAMBA』を軽やかにトリビュート
『JAZZ SAMBA』といえば、いうまでもなくチャーリー・バード&スタン・ゲッツの傑作なわけだが、本作はフロリダ出身のジャズ・ギタリスト、ネイト・ナジャールによるトリビュート作品。
ジャケットデザインがいかにもで、にやりとさせられる。
ネイト・ナジャールは、かねてブラジル音楽にも造詣が深いらしく、本作でも王道感のあるアレンジで、軽快で哀愁感のあるブラジリアンテイストがたっぷり。
女性ヴォーカルが入ったジョアン・ジルベルト作の "O Pato"が特に印象に残った。
どちらかといえば地味目の作品ではあるが、JAZZ WEEKではベスト10に入っている。
ちなみにタイトルのPra Sempre は「永遠」の意味。
1.Desafinado
2.Samba Dees Days
3.O Pato
4.Samba Triste
5.One Note Samba
6.É Luxo Só
7.Na Baixa do Sapateiro<了>
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