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【JAZZ新譜】Samba de Maracatu / Joe Chambers (2021)

Samba de Maracatu

Samba de Maracatu

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60年代のブルーノートを支えていたドラマーの意欲作

ウェイン・ショーター『アダムズ・アップル』、
ボビー・ハッチャーソン『コンポーネンツ』、
フレディ・ハバード『ブレイキング・ポイント』、
マッコイ・タイナーの『テンダー・モーメンツ』など、1960年代のブルーノートの名作を支えていたドラマー、ジョー・チェンバース。

本作はSavantから2016年にリリースされた『Landscapes』以来5年ぶりの新作で、ブルーノートへの復帰作になる。

基本は、ピアニストのブラッド・メリットとベーシストのスティーブ・ヘインズとのトリオ編成だが、ゲストにヴォーカリストやラッパーを迎えており、曲想は多彩。

ドラマーとしての技巧に優れているのはもちろんだが、アレンジも俊逸で、ボビー・ハッチャーソン、ウェイン・ショーター、ホレス・シルヴァーの今日的な彼流解釈も面白い。

 

Joe Chambers(ds,perc,vibes) 
Brad Merritt(p,key,synth)
Steve Haines(b)

1.You and the Night and the Music
2.Circles
3.Samba de Maracatu
4.Visions
5.Never Let Me Go
6.Sabah el Nur
7.Ecaroh
8.New York State of Mind Rain
9.Rio

<了>

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