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【JAZZ新譜】ケニー・バロントリオでも知られるドラマー 4作目のリーダー作 Homeward Bound / Johnathan Blake (2021)

ホームワード・バウンド / ジョナサン・ブレイク

Homeward Bound

Homeward Bound

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ファラオ・サンダース、ラヴィ・コルトレーン、アヴィシャイ・コーエン、クリス・ポッター、マリア・シュナイダー、クリス・デイヴィスなどなど、これまで数多の著名なジャズアーティストとコラボしてきたジョナサン・ブレイク。

特に大御所、ケニー・バロンとの共演は10年以上にわたり、日本人ベーシスト・北川潔を含めたトリオでも活動していたので、日本人のジャズファンにとってシンパシーの湧く存在だ。

ドラマーとしてコンポーザーとして評価の高い彼が、名門ブルーノートからリーダーアルバムをリリースした。
リーダー作としては、これが4作目になる。

メンバーは、この5人。
Johnathan Blake (ds)
Dezron Douglas (b)
Philadelphian Immanuel Wilkins (as)
Joel Ross (vib)
David Virelles (p, keys)

シャープで芯のあるジョナサン・ブレイクのドラムを中心にしながら、曲調のバリエーションが豊かでカラフルな印象。

やや静かで穏やかな曲もあるものの、全体としては躍動感に溢れていて、サックスやビブラフォンが要所要所で聞かせるソロも素晴らしい。

ラストの「Steppin' Out」は、どこかで聞いたことがあるタイトルだが、そうジョー・ジャクソン作のキレのいいポップソング。
甘みは少なく、怒涛の疾走感をもって駆け抜ける音の群れに、耳を奪われる。
 
できるだけデカい音で聞きたい作品だ。

 


<了>

 

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