ノット・タイト / ドミ&JD・ベック
名門ブルーノート・レコードからZ世代の新星ユニット登場
22歳と18歳。まさに新世代というにふさわしいユニット。
ドミはフランス生まれでバークリー音楽大学で学んだ22歳のキーボード奏者。
JD・ベックは、テキサス生まれで12歳(!)からプロデューサーとして活動している18歳のドラマー。
見た目はドリーミーなインディー・ポップでもやってそうだが、、二人とも超絶テクニックの持ち主で、SNSに投稿していた演奏が何とあのアンダーソン・パークの目に留まり、名門ブルーノート・レコードと契約するというシンデレラぶり。
このデビュー作では、そのアンダーソン・パーク、サンダーキャット、スヌープ・ドッグ、そして御大ハービー・ハンコックとコラボするという、あきれるほどの好待遇だが、もちろんそれは彼等の才能を評価してのものだろう。
基本はJAZZ~HIPHOPで、コード進行とか相当複雑だが、曲調はポップで聞きやすい。
またポストプロダクションにも相当手間暇をかけたようで、音の粒が精緻かつクリアで、耳とカラダにたいへん心地よい。
おじさん世代にとって驚きの才能だが、同世代のライバルにとってもこれは相当にヤバいだろうと思う。
1. LOUNA’S iNTRO
2. WHATUP
3. SMiLE
4. BOWLiNG (feat. Thundercat)
5. NOT TiGHT
6. TWO SHRiMPS (feat. Mac DeMarco)
7. U DON’T HAVE TO ROB ME
8. MOON (feat. Herbie Hancock)
9. DUKE
10. TAKE A CHANCE (feat. Anderson .Paak)
11. SPACE MOUNTAiN
12. PiLOT (feat. Snoop Dogg, Busta Rhymes, Anderson .Paak)
13. WHOA (feat. Kurt Rosenwinkel)
14. SNiFF
15. THANK U
<了>
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