おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

上京ソングには名曲が多いことを改めて確かめてみる

4月になった。

就職や進学で、上京した人も多いと思う。

コロナウィルスの影響もあって、例年よりは少ないかもしれないけど、だからこそ、故郷を離れ新たなスタートを切った人たちを応援したい。

 

約2年前の2019年3月、「関ジャム」で“グッとくる上京ソング」大特集!”が放映された。 

上京を経験した10代~50代の視聴者にアンケートを実施し、上位20位までを紹介。

シャ乱Qの「上・京・物・語」のように直球の上京ソングもあれば、槇原敬之の「どんなときも」みたいに、直接には歌ってないものもある。

ただいずれにしても、新たな出発への期待と不安、故郷への思いなどを歌っていることは確かで、上京という枠を外してみても名曲ぞろいだ。


リリースの年代は幅広く、1970年代半ばの「木綿のハンカチーフ」「なごり雪」から、新しくは「チョコレート・ディスコ」「遙か」まで。

ただ不思議と1980年代の曲はない。

私の勝手な分析だが、日本のポップス史上に残る名曲である「木綿のハンカチーフ」「なごり雪」の印象が、80年代はまだかなり強かったからかもしれない。

他にも70年代にはマイ・ペースの「東京」、さだまさしの「案山子」、クリスタルキング「大都会」などがあり、これらもまた、80年代にまで影響を遺したのだろう。

ちなみにクリスタルキング「大都会」は、博多(福岡)を歌った曲だが、このアンケート結果のとおり上京だと解釈していた人は多い。


もうひとつ、この順位を見て気づいたことがある。

自作自演のシンガーソングライターが手掛けた曲、もしくはバンド内のメンバーが書いた曲が圧倒的に多いことだ。

いわゆる職業的な作詞家が歌手に提供した曲は、Perfume「チョコレート・ディスコ」(詞曲:中田ヤスタカ)、太田裕美「木綿のハンカチーフ」(詞:松本隆、曲:筒美京平)の2曲しかない。

そのたしかな理由はわからないけれど、新たな出発にかける一人の人間としての想いが、シンガーソングライターの楽曲により強く現れ、それに共感した人が多いからかもしれない。

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01 太田裕美/木綿のハンカチーフ 1975


02 イルカ/なごり雪 1975


03 シャ乱Q/上・京・物・語 1994


04 いきものががり/YELL 2009

 
05 槇原敬之/遠く遠く 1992


06 マイ・ペース/東京 1974


07 YUI/TOKYO 2006


08 くるり/東京 1998


09 Mr.Children/星になれたら 1992


10 さだまさし/案山子 1977


11 ケツメイシ/東京 2005
12 槇原敬之/どんなときも 1991
13 クリスタルキング/大都会 1979
14 GReeeeN/遙か 2009
15 ゆず/またあえる日まで 2002
16 アンダーグラフ/ツバサ 2004
17 ケツメイシ/トモダチ 2002
18 福山雅治/東京 2005
19 Perfume/チョコレート・ディスコ 2009
20 BUMP OF CHICKEN/東京讃歌 2007

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最後にブログ主のセレクトで近年の「上京ソング」を挙げておこう。

ストレートに「上京」を歌った曲は少なくなってきたけれど、「新たな場所での出発」をテーマにした歌は、いつの時代にもある。

例えば、WANIMA、オフィシャル髭男dism。

熊本出身、島根出身の彼らだからこそ、強く響く言葉がある。

 

WANIMA/ともに


オフィシャル髭男dism/コーヒーとシロップ

<了>