中島みゆき、吉田拓郎、徳永英明などの多くの楽曲を手掛けた、日本を代表する音楽プロデューサー瀬尾一三氏。
氏の代表作をまとめた作品集第3弾が、2020年1月8日にリリースされた。
曲目が、もう圧巻。
1集、2集が出てもなお、名曲が並ぶ。
選曲したのは瀬尾氏自身ではないそうだが、ヒット曲ばかりを並べず、時代を超えて残る曲をしっかり吟味している感じがいい。
時代を創った名曲たち3~瀬尾一三作品集 SUPER digest~(CD)
- アーティスト:V.A.
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2020/01/08
- メディア: CD
01. 私の家 / 六文銭(1972年)
02. 各駅停車 / 猫(1973年)
03. なごり雪 / かぐや姫(1974年)
04. 虹のひと部屋 / 石川セリ(1976年)
05. じゃじゃ馬娘 / 大貫妙子(1978年)
06. ひとり咲き / CHAGE and ASKA(1979年)
07. 花一色~野菊のささやき / 松田聖子(1981年)
08. ゆりこ / 稲葉喜美子(1983年)
09. なぜ?の嵐 / 吉沢秋絵 with おニャン子クラブ(1985年)
10. ジャスト・ア・RONIN / 吉田拓郎・加藤和彦(1985年)
11. 姫様ズーム・イン / 森川美穂(1986年)
12. MY Mr. LONELY HEART / ASKA(1987年)
13. 涙ーMade in tearsー / 中島みゆき(1988年)
14. とんぼ / 長渕 剛(1988年)
15. Sweetest Lover / 中山美穂(1988年)
16. 夢を信じて / 德永英明(1990年)
17. 浅い眠り / 中島みゆき(1992年)
なかでも改めて名曲だと感じ入ったのは、石川セリ「虹のひと部屋」。
瀬尾氏は編曲家としての活動がメインだが、これは作曲も手掛けている。
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石川セリは1970年代から1980年代半ばにかけて活躍した、日米ハーフのシンガーで、アンニュイな歌声と美貌で人気があった。
井上陽水の奥様であり、いまは歌手活動は行っていない。
「虹のひと部屋」が収められたアルバム「ときどき私は…」は、石川セリの代表作であり、1970年代の日本のポップスを代表する作品の一つでもある。
作家陣がなかなか豪華で、ユーミンや松本隆が作品を提供。
参加ミュージシャンも、松任谷正隆、矢野顕子、伊藤銀二、石川鷹彦、後藤次利、小原礼、村上秀一、斉藤ノブ、シュガー・ベイブ(山下達郎、大貫妙子、松村邦男)とトップクラスがそろっている。
01. Introduction~朝焼けが消える前に 作詞・作曲:荒井 由実
02. 霧の桟橋 作詞・作曲:荒井 由実
03. ときどき私は… 作詞:竜 真知子/作曲:佐藤 健作
04. 虹のひと部屋 作詞:武田 全弘/作曲:瀬尾 一三
05. なんとなく… 作詞:崎 南海子/作曲:佐藤 寿一
06. さよならの季節 作詞:松本 隆/作曲:瀬尾 一三
07. ひとり芝居 作詞:松本 隆/作曲:荒井 由実
08. SEXY 作詞・作曲:下田 逸郎
09. TABACOはやめるわ 作詞・作曲:下田 逸郎
10. 優しい関係 作詞:竜 真知子/作曲:萩田 光雄
11. フワフワ・WOW・WOW 作詞:みなみ らんぼう/作曲:樋口 康雄
12. 遠い海の記憶 作詞:井上 真介/作曲:樋口 康雄
2017年、その40周年記念盤がボートラを加えてリリースされている。
気になるかたは、ぜひチェックを。
- アーティスト:石川セリ
- 出版社/メーカー: Bridge-inc.
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: CD
<この項おわり>