Snow Man「Grandeur」がミリオンを達成した。
2021年7月14日時点での、今年唯一のミリオンシングルである。
その他の有力候補である乃木坂46「ごめんねFingers crossed」も、まだミリオンには届いていない。
そもそも近年、そうそうミリオンシングルは出ない。
連発していたのは、AKB、坂道関係のグループだけだ。
例えば2014年にはAKBだけで4枚ミリオンシングルがある。
「前しか向かねえ」「ラブラドール・レトリバー」「心のプラカード」「希望的リフレイン」だ。
このうち「ラブラドール・レトリバー」はダブルミリオン(200万枚)を超えている。
2018年には8枚もミリオンがある。
AKBが「Teacher Teacher」など4枚。
乃木坂が「シンクロニシティ」など3枚。
欅坂「アンビバレント」など2枚。
ところが2020年になって激減する。
いうまでもなくAKB、坂道関係のセールスは握手会などのイベントにも大いに支えられていた。
新型コロナウイルスの影響で、これらイベントが開催できなくなれば、シングルセールスに影響が出るのは当然だ。
AKB、坂道関係のミリオンは2枚にとどまる。
AKB「失恋、ありがとう」、乃木坂46「しあわせの保護色」である。
一方でなんとジャニーズは、この年なんと4枚のミリオンを放つ。
SixTONES vs Snow Man「Imitation Rain / D.D.」
Snow Man vs SixTONES「D.D. / Imitation Rain」
Snow Man「KISSIN'MY LIPS / Stories1」
嵐「カイト」
2019年以前のジャニーズのミリオンは、2006年KAT-TUNのデビューシングル「Real Face」にまでさかのぼる。
つまり15年近く、ジャニーズのミリオンはなかった。
ジャニーズといえど、それほどハードルは高いのだ。
それがなんと2021年になって、Snow Manはさらに「Grandeur」がミリオン達成。
デビューから3作連続のミリオンはジャニーズ初の快挙だ。
これまではKinKi Kidsの「硝子の少年」「愛されるより 愛したい」が連続ミリオンを達成。
しかし3枚めの「ジェットコースター・ロマンス」は90万枚を超えたが、惜しくもミリオンには届かなかった。
KinKi Kidsのこの連続ミリオン記録は1997年。
Snow Manは24年ぶりに、追い越したことになる。
ただ、KinKiは「全部だきしめて/青の時代」「フラワー」を含め4枚のミリオンを残している。
これはジャニーズ最多だ。
Snow Manがこの記録に追いつき、追い越すことができるのか、注目しておきたい。
<了>