ジャズ・イズ・デッド 005 / ダグ・カーン
Jazz is Deadは、エイドリアン・ヤングとアリ・シャヒード・ムハンマドによるプロジェクトの名称だそうだ。
その趣旨は、レアグルーヴのレジェンドを主役にして、その持ち味を活かしつつ、彼ら二人のプロデュースでアップデートするもの。
これまでロイ・エアーズの作品とかが出ている。
それが何でJazz is Deadなのか、いまひとつよくわからないが、DeadなんだけどRebirthさせようとか、そういうことなんだろう。。
で今回の主役はダグ・カーン。
私は正直よく知らんかったのだが、調べてみると、スピリチュアル・ジャズのキーマンだったキーボードプレイヤー、なんて紹介文が出てくる。
WIKIによれば、「1970年代にBlack Jazz Recordsレーベルから『Infant Eyes』『Adam's Apple』『Revelation』などのアルバムを録音し、その後カルト的な名声を得るようになった」
「レニー・クラヴィッツのドラマー、シンディ・ブラックマンのアルバム『Another Lifetime』にも参加」
とある。
で、今回のアルバムだが、もう70代の人でもあるので、演奏スタイルは1970年代のヴィンテージなそれ。
とはいえ、そのあたりのグルーヴ感は近年の流行りでもあり、ミックスなど音響的な仕上がりはイマドキのものなので、とても心地よく響く。
おそらくは、セールス的には大きなものではないだろうけれど、こういう作品を聞くと、アメリカのジャズの歴史の長さ、ミュージシャンの裾野の広さと世代を超えたリスペクトを感じる。
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