ギタリストとして活躍しているJon Herington (ジョン・ヘリントン)は、ジャズ、カントリー、ブルース、ポップスなんでも弾いてしまう、いわゆるギター職人で、スティーリー・ダンやボズ・スキャッグスが起用していると聞けば、ロックファンにもその腕がわかるだろう。
ジム・ビアード(Jim Beard)はジャズピアニストで、ウェイン・ショーター、ジョン・マクラフリン、マイク・スターン、パット・メセニーなどビッグネームのアルバムに参加している凄腕だ。
二人とも何枚もリーダーアルバムがあるが、このたびデュオアルバムがリリースされた。
軽妙洒脱で適度に緊張感があって、オリジナルとカバーをバランス良く配した選曲もいい。
なかでもスティーリー・ダンの代表曲のひとつ「ガウチョ」のカバーは聞きものだ。
ピアノとギターのデュオというと、ジャズファンならだれでもビル・エヴァンスとジム・ホールによる「アンダーカレント」を思い出すだろうけれど、その録音は1962年。
半世紀以上の時を経て、これを受け継ぐ作品が表れたという印象だ。
この動画はティーザー
Jim Beard and Jon Herington "Chunks and Chairknobs"
- アーティスト:Jim / Herington, Jon Beard
- 出版社/メーカー: Jazz Line Dist
- 発売日: 2019/11/22
- メディア: CD
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