おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

世界的DJ ディミトリがリミックスした西城秀樹さんの曲

 

近年、1970年~1980年代の日本のシティポップ、AORが再評価されている。

山下達郎さん、竹内まりやさん、角松敏生さん、大滝詠一さん....
たしかに今聞いても素晴らしい曲は多く、当時を知る人はもちろん、若い人が魅力を感じてもおかしくない。

どうしてそんな再評価の機運が高まったのか。

いろんな分析があるけれど、私はその理由の一つに「ダンス・ミュージックには、もう飽きてきた」というリスナーの心理があると思う。

DA PUMPの「U.S.A.」はたしかにいい曲だけれど、あの手の曲ばかりがあまりに多すぎる。
そう感じている人が少なくないのではないだろうか。


さて西城秀樹さんというと、情熱的なロック、もしくは情感たっぷりのラブバラードというイメージが強く、実際そうした曲が多いが、実はクールで洒脱で都会的なシティポップスにもいい作品があるのだ。

ここで紹介する曲は「Through the night」

1984年リリースのアルバム『GENTLE・A MAN』の収録曲で、LPではB面の1曲目だった。

詞と曲は角松敏生さん。

日本のシティポップの立役者の一人である。

しかし、この起用は結構早い。

角松さんがブレイクしたのは1985年のアルバム『GOLD DIGGER〜with true love〜』からで、84年時点では好事家のあいだでは注目され評価されてはいたが、まだヒットメーカーとしては認知されてはいない。

秀樹さんはわりと早くに、角松さんの才能に注目していたのだろう。

秀樹さんはライブでもこの曲を好んで歌っていたようで、その映像も含めて貼っておく。



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さて、秀樹さんのコアなファンは、ここまで書いたことなど、とっくにご存知だろう。

では、この音源を聞いたことはあるだろうか。

実はこの曲、海外の著名なDJがリミックスし、一部の好事家から注目されているのだ。

もう3年も前に。


オリジナルよりかなりテンポを上げ、低音部を膨らませ、リズムのキレを良くしている。

いやもう、とてつもなくカッコいい。

このリミックスを手掛けたのはディミトリ(Dimitri From Paris)というフランス出身のDJ、音楽プロデューサー。

30年以上に渡り世界中のダンスシーンを牽引し、2002年にリリースした「After The Playboy Mansion」は、ヨーロッパ・ミュージック・アワードにてゴールド・ディスクを獲得。
そのグラマラスなミックスはハウスミュージックの新しい流れを呼び起こしている。

そんな大物が手掛けた秀樹さんの曲がアップされ、多くの外国人がコメントをつけている。

むちゃくちゃうれしい。

 

※アップ時点でのディミトリ氏の説明が間違っておりました。申し訳ありません。現在は修正済です(2019年12月17日)

<了>