おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック2025年4月27日『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみPart3』

番組中のトークの主要部分を書き起こしています。

 

1. 雨は手のひらにいっぱい (LIVE) / 山下達郎『SONGS』50周年記念盤 ボーナス・ディスク" 
2. 蜃気楼の街 (LIVE) / 大貫妙子 "SHOOTING STAR IN THE BLUE SKY" 
3. 素敵なメロディー (LIVE) / 大貫妙子 & 山下達郎 "1994/05/02 中野サンプラザ"
4. 過ぎ去りし日々 (LIVE) / 山下達郎『SONGS』50周年記念盤 ボーナス・ディスク"
5. WINDY LADY (LIVE) / 山下達郎 "2016/04/09 沖縄市民会館"
6. 今日はなんだか (LIVE) / 山下達郎 "2024/11/07 高崎芸術劇場"

 

私、デビュー50周年。
1975年の4月25日にシュガー・ベイブでデビューいたしました。
アルバム『SONGS』、シングル「DOWN TOWN」リリース50周年です。
先週の4月23日、50周年記念盤が発売されました。

それを記念いたしまして「シュガー・ベイブで棚から一つかみ」
先々週からPart1、先週Part2、今週はPart 3。
悪乗りして延長してしまいましたが。
だんだんネタがなくなってきておりますけれども、そんなこと言っちゃいけません。
今回のシュガー・ベイブ50周年記念盤ボーナスディスクとして収録しておりますのは、1994年に行いました山下達郎「SINGS SUGAR BABE」ライブ。
これの模様をCD化してリリースいたしました。
その時は、大貫妙子さんがゲストで歌ってくださったんですけども、CDの時間の関係で今回のCDには収録されません。残念でございますけれども。
大貫さんのその模様は90年代にCDになっておりますので、それを今日はちょっとフォローして、他にいろいろと。
何たって「シュガー・ベイブで棚から一つかみ」なので、そういうような感じで、ちょっと寝技で今週は行ってみたいと思います。


シュガー・ベイブというグループは、私、山下達郎と大貫妙子さん、2人のリードボーカルで構成されたグループでありました。
ですので、この日の「Sings SUGAR BABE」ライブでも、大貫妙子さんゲストにお招きして、いろいろと歌っていただきました。
全部で4曲だったんですけど、そのうちの3曲は96年に発売されました、大貫さんのライブアルバム『Shooting Star in the Blue Sky』
これに収録されております。
今日お聴きいただくのは、今回のCD制作に際して仮ミックスされたバージョンをお聴きいただきます。
仮ミックスなので、若干バランスは荒いですけども、96K、32ビットのバージョンです。
おなじみ「蜃気楼の街」
この時の大貫さんの歌はとっても素晴らしい。
この曲は、大貫さんのシュガー・ベイブのレパートリーの初期の頃のやつでございます。

この1994年に行われました山下達郎「SINGS SUGAR BABE」、この時に、大貫妙子さんには4曲歌っていただきました。
「いつも通り」と「蜃気楼の街」 それから「約束」という3曲。
これはその96年の大貫さんのライブアルバムに収録されているんですけども、1曲だけ私の方にも、そちらの方にも入っていないやつがありまして、
大貫さんと私のデュエットの「すてきなメロディー」
アルバム「SONGS」に入っておりますが、これだけまだCD化されておりません。
もったいないので、せめて放送でお聴きいただこうと思います。

こんな具合に、シュガー・ベイブから50年経ちましたけれども、しつこいもので今でもツアーではシュガー・ベイブのレパートリー、たくさんやっております。
人によってはリアレンジと言いますか、原型からかなり変えて演奏している方もいらっしゃいますけど、基本的に私は当時シュガー・ベイブで演奏していたまんまでですね、演奏します。
私はリアレンジとかあんまり好きじゃないので。
その当時のある程度の形に完成したら、ずっとそれで続けているという、そういうポリシーで、ポリシーというか、それが好きなのであります。
ひと頃はですね、あまり取り上げてなかったんですけども、ツアーを再開してから好んで取り上げるようになりました。
後半はそんな中からですね、現在のシュガー・ベイブサウンド。
今回CD化されました「Sings Sugar Babe Live」に入っております「Windy Lady」はですね、ソロになってからもずいぶんやっておりますので、その時のアレンジでやってます。
ですので、そちらの方を今日はお聞きをいただきましょう。
2016年4月9日、沖縄市民会館でのライブ、これはいつものようにPAアウトです。


今日の最後ですが、これもシュガー・ベイブのレパートリーですが、最近もよくやっております「今日はなんだか」
昨年のライブはギターの鳥山雄司さんとサックスの宮里陽太さんの掛け合い、非常にジャージーな掛け合いが聴き物になっております。
2024年の11月7日、高崎芸術劇場、新しくできたホールですが、ここでのPAアウトです。

シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ
3週間にわたってご清聴ありがとうございました。