おとのほそみち

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山下達郎サンデーソングブック 2021年10月10日『「肉」で棚からひとつかみ』

達郎氏による曲の解説部分を要約して記載しています(青字部分は書き起こし)。ネットに楽曲データがあるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。

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1. YOU AND I -Precious Ver.- / エリアンナ
2. ALLIGATOR MEAT / JOE SWIFT
3. ONE MEAT BALL / JOSH WHITE 
4. MANGO MEAT / MANDRILL
5. MEAT THE BEAT / EAST COAST 
6. BUMP MEAT / SIR MAC RICE 
7. 焼き肉パーティー / SEX MACHINEGUNS 
8. MUSIC BOOK (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"


29周年迎えました、私、山下達郎のサンデーソングブック。
29なので「肉」とか言って、じゃあ「肉で棚からひとつかみ」やってみようって、バカなこと考えまして。
やってみたら、意外と曲の頭数がそろいまして(笑)
よし「肉で棚からひとつかみ」やってみようと。
そうすると、皆様からいろいろなお便りを頂きまして。

単なる思いつきでございます。特集とか、そういうんじゃありません。
言い訳しつつ、一気に行ってみたいと思います(笑)
本日も最高、だと思いますが、選曲と最高の音質でお届けをいたします(笑)
古い曲が多いので。
オールディーズですので古いんですけど、ひときわ古いのも多いので、何が飛び出しますか、お楽しみに。

の前に、私の所属しておりますオフィス、スマイルカンパニー。
ここに所属しておりますEliana(エリアンナ)。
ミュージカル俳優としては、すごく有名な方であります。
あとはアニメ、例えば「進撃の巨人」とか、そういうところの挿入歌の歌手、いろいろな活動をされておりますけれども、10月20日にミニアルバムが出ます。「Sincerely yours,」
これのプロモーションをやっておりますので、うちのスマイルカンパニーのスタッフが、かけてくれと。
同じ事務所、関係各位でございます(笑)おかけしたいと思います。

10月20日発売、エリアンナ「Sincerely yours,」のアルバムの中から「You and I」

YOU AND I -Precious Ver. / エリアンナ

 

ジョー・スフィフトは無名のアーティストで、たぶんウェストコーストのクラブシンガー。
ほんの数枚しか作品が残ってない。
1947年の「ALLIGATOR MEAT」は、ジョニー・オーティスのオーケストラの演奏。
ALLIGATOR MEAT / JOE SWIFT


いちばん有名なMEATの曲は1944年の「ONE MEAT BALL」。
ジョシュ・ホワイトは黒人のブルースシンガー。
アメリカではたいへんヒットしたシングルで、ライ・クーダーをはじめ多くのカヴァーがある。
作詞はハイ・ザレット。「UNCHAINED MELODY」を書いた人。
ONE MEAT BALL / JOSH WHITE 


肉関係の曲を調べるとわりとファンクが多い。
マンドリルはニューヨークの大所帯黒人ファンクバンド。
「MANGO MEAT」は、1973年のアルバム『JUST OUTSIDE OF TOWN』からのシングルカット。
MANGO MEAT / MANDRILL

 

次はディスコもの。イーストコーストはおそらく幽霊グループ。
メンバーはフィラデルフィアのMFSBのメンバーが中心で、ニューヨークレコーディング。
音がちょっと悪くてB級のディスコ。1979年の作品で、MEATはMEETの駄洒落。
MEAT THE BEAT / EAST COAST 


サー・マック・ライスはデトロイトのヴォーカルグループ、ファルコンズのメンバーで、ソロに転身。
珍しくスタックスから出した1974年のシングルがこれ。
BUMP MEAT / SIR MAC RICE 

 

 

ハードなのをかけたくて、いろいろ調べて気に入ったのが、この曲。
セックス・マシンガンズの2005年のアルバム『HEAVY METAL THUNDER』から「焼き肉パーティー」。
焼き肉パーティー / SEX MACHINEGUNS 


季節柄なのか「MUSIC BOOK」へのリクエスト。
今日はライヴ音源で。2018年11月2日、カルッツかわさきでのP.A.アウト。
MUSIC BOOK (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"

 

<了>