おとのほそみち

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山下達郎サンデーソングブック2022年8月7日「納涼リクエスト大会」

番組中の曲の解説部分を要約して記しています。 ネットに音源があるものは張っていますが、オンエアされたものとはヴァージョン等が異なる場合があります。 

1. 高気圧ガール / 山下達郎 '83
2. ANDREA / THE SUNRAYS '66
3. MY MIND KEEPS TELLING ME / EDDIE HOLMAN '72
4. LA BOOGA ROOGA / ANDY FAIRWEATHER LOW "LA BOOGA ROOGA" '75
5. ALL BECAUSE OF YOU / BILL WITHERS "'BOUT LOVE" '79
6. PEOPLE GET READY / CURTIS MAYFIELD "CURTIS LIVE!" '71
7. A MAN AND A WOMAN / FRANCIS LAI "ORIGINAL SOUNDTRACK" '66
8. あしたこそ、あなた / 矢野顕子 '81
9. あしおと (LIVE) / 山下達郎 "2018/11/02 カルッツかわさき"


今週は「高気圧ガール」にリクエストが集まった。
高気圧ガール / 山下達郎

 

ザ・サンレイズはビーチボーイズの弟バンドという触れ込みで、ウィルソン兄弟の父親のマレー・ウィルソンがプロデュースした。
1966年のセカンド・ヒットで全米41位の「ANDREA」。
曲を作っているリック・ヘンは才能のある人。
ANDREA / THE SUNRAYS


ザ・サンレイズは裏声バリバリだったけど、リズム&ブルースの裏声と言ったらこのエディ・ホールマン。
1972年のシングル・オンリーの一曲「MY MIND KEEPS TELLING ME」。
好きな曲ので4年にいっぺんくらいかけている。
MY MIND KEEPS TELLING ME / EDDIE HOLMAN 


アンディ・フェアウェザー・ロウはエイメン・コーナーのリード・ヴォーカル。
日本ではエリック・クラプトンのバック・バンドのメンバーみたいに言われるがとんでもない。
一世を風靡した素晴らしいヴォーカリストだ。
1975年のアルバム『LA BOOGA ROOGA』のタイトル・ソングで「LA BOOGA ROOGA」。
アンディ・フェアウェザー・ロウがエリック・クラプトンと一緒に来日する度に、クラプトンはワーナーなのでワーナーのスタッフに頼んで、持ってるエイメン・コーナーの日本盤のシングルとか片っ端から渡してサインをもらった。
アンディはその日本盤のシングルを見て喜んで、ツアーのメンバーに見せて回っていたとか。
LA BOOGA ROOGA / ANDY FAIRWEATHER LOW


ビル・ウィザースの1979年のアルバム『'BOUT LOVE』の一曲め「ALL BECAUSE OF YOU」。
ラス・カンケルのドラムのキープが素晴らしい一曲。
ビル・ウィザースが自分でベースを弾いている。
だけどケニー・バークがちょっとしたサポートを足しているらしい。
ALL BECAUSE OF YOU / BILL WITHERS 


カーティス・メイフィールドの「PEOPLE GET READY」、ライヴ・ヴァージョンへのリクエスト。
1971年のライヴ・アルバム『CURTIS/LIVE!』から。
もともとはインプレッションズのヒット曲。
キーボードがいなくて、ギター二本とパーカッションとドラムとベース。
この雰囲気とか、ダニー・ハザウェイのライヴの雰囲気でライヴアルバムを作りたいなと思って『(IT'S A )POPPIN' TIME』というのを作った。
PEOPLE GET READY / CURTIS MAYFIELD 


サントラのリクエストが目に見えて増えいる。
今週はベタのやつ。1966年の映画『男と女』(A MAN AND A WOMAN)のサウンドトラック。
現在出ているものほとんどモノラルだが、リアル・ステレオ・ヴァージョンへのリクエスト。
私はステレオのオリジナル・サウンドトラックを持っているので、それからフランシス・レイの「A MAN AND A WOMAN」。
クロード・ルルーシュ監督の大ヒット映画『男と女』のテーマ・ソング。
A MAN AND A WOMAN / FRANCIS LAI 


矢野顕子さんのシングル・オンリーの曲「あしたこそ、あなた」にリクエスト。
私がコーラスとギターで、バックはYMO。
クリックで演奏してシンセサイザーのシーケンサーでシンセを駆動している。
高橋幸宏さんも細野晴臣さんもクリックを聴きながら演奏しているのにこのグルーヴは驚愕。
本当の超一流の演奏。
あしたこそ、あなた / 矢野顕子 


今日は時間がなくなってしまったので短めの曲を。2
018年11月2日、カルッツかわさきでのライヴから「あしおと」。
あしおと (LIVE) / 山下達郎 "2018/11/02 カルッツかわさき"