おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック 2020年05月17日「山下達郎ライブで棚からひとつかみ セルフ・カヴァー編」書き起こし

達郎氏のライヴ音源特集ですので、張れるネット上の音源はありません。
それぞれの曲に関する達郎氏のコメントを書き起こして記載しています(一部要約)。
インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。

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1. ハイティーン・ブギ (LIVE) / 山下達郎 "17/09/17 氣志團万博"
2. 硝子の少年 (LIVE) / 山下達郎 "19/11/12 LINE CUBE SHIBUYA"
3. GUILTY (LIVE) / 山下達郎 "17/07/09 中野サンプラザ"
4. 恋のブギ・ウギ・トレイン (LIVE) / 山下達郎"17/09/17 氣志團万博"
5. シャンプー (LIVE) / 山下達郎 "18/09/02 神奈川県民ホール"
6. レシピ (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
7. おやすみ、ロージー (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"

 

3月以来、この番組で私のライブソースをお聴き頂いております。
2月の聴取率週間で一回ライブ特集をやりましたので、今年に入りましてから、今日で9回目でございます。
私のキャリアの40数年を行ったり来たりですね、大昔から直近まで行ったり来たり色々とお聞きを頂いております。
一回で5、6曲でありますので大体50曲強という感じでオンエアして参りましたけれど(笑)
そんなかで重なってるのは2曲だけで。
なかなか立派な成績だって、何が立派だかわかりませんけれども(笑)
そんな訳で本日もですね、山下達郎のライブソースでお楽しみいただきたいと思います。
本日はセルフカバー。
私が他の人に書いた曲をライブで自分自身で演奏しているという、そういうようなライブソースでお楽しみいただければと思います。
調べましたら、セルフカバーってのは和製英語だそうで。
あまり硬いこと、言わない(笑)
要するに、人に書いた曲という。
『山下達郎ライブで棚からひとつかみ~セルフカバー編』で本日はお楽しみ頂きます。


私、山下達郎は、普段は自分の曲を自分で歌ってレコーディングしてライブをするという、いわゆるシンガーソングライターというジャンルでございます。
昔から、それほどたくさんではありませんけれども、人に作品を提供してまいりました。
作家性が強いので、いろんな曲を書きたいという、そういう欲がありますので、いろんな人の曲を書いて歌っていただきました。
そんな中からですね、自分でもライブで演奏する曲というのが、少しですけどもあります。
今日は、そんな中から何曲かをお聞き頂きたいと思います。
ジャニーズに何曲か提供した曲で、一番知られている曲が近藤真彦さんに1982年に書ました「ハイティーン・ブギ」
それから1997年にKinKi Kidsのデビュー作として書きました「硝子の少年」という、この2曲はですね一番有名なんですけれども。
それでも80年代、90年代には一度もやったことありませんけれども。
21世紀を過ぎる頃からですね、ちょっと洒落のつもりで一口だけライブで御披露しますとですね、たいへんウケるんです(笑)
やっぱりヒット曲はすごいなっていう感じがいたします。
今日のお便り、リクエストもですね、めちゃくちゃ多いのが「ハイティーン・ブギ」と「硝子の少年」でありまして。
ただ、あくまで余興でやりますので「ハイティーン・ブギ」もテレビサイズでありますし「硝子の少年」はもう本当に一節だけであります。
ですので、短いのですね。
今日は、続けてお聴きをいただきたいと思います(笑)
というわけで、2017年の9月の17日千葉の気志團万博。
台風接近の中、雨の中でのライブでございました(笑)
1曲目の「ハイティーン・ブギ 」
そして続けて、昨年2019年11月12日渋谷公会堂 LINE CUBE で演奏した「硝子の少年」

ハイティーン・ブギ (LIVE) / 山下達郎 "17/09/17 氣志團万博"
硝子の少年 (LIVE) / 山下達郎 "19/11/12 LINE CUBE SHIBUYA"

「硝子の少年」はライブで演奏するのはとても難しい曲でしたけれども、数年間やってまして、だいぶまとまってきました。
もうちょっと長くして、フルバージョンに近い形で近いうちにやってみたいなと思います。
マッチは、ほとんどもうライブをやりませんし、Kinkiの皆さんも、たくさん曲があるので「硝子の少年」なかなかやらないので、私が代わりにやってみようかな、なんて(笑)

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(リスナーから)『近藤真彦さんに提供したこの曲のレコーディングのエピソードに、マッチが歌入れの時に調整卓にサングラスをかけて腕組みしていた達郎さんが怖かったと語っておりますが、相当厳しいプロデューサーぶりだったんでしょうか』
あのですね(笑)
マッチといいですね、石橋貴明くんといいですね、マーチンといいですね、ヤンキーはですね、話盛りますので(笑)
全部本当にしないでくださいよ(笑)


続きまして、1988年、鈴木雅之さんのアルバム「Radio Days」に書き下ろしました「GUILTY」
作詞竹内まりや、作曲山下達郎。
これは、ほんとにマーチンのイメージで書いた曲なので私のキャラじゃないので、長いことやってなかったんですけど。
年をとって、あんまり衒いがなくなって(笑)
2017年かな、生まれて初めて人前で演奏しまして、やっぱり私がやるとちょっと軽い感じがしてですね(笑)
ライブにおいでの皆様には、喜んでいただきました。
2017年7月9日、中野サンプラザでの「GUILTY」

GUILTY (LIVE) / 山下達郎 "17/07/09 中野サンプラザ"


私の普段のライブで定番になってる曲の中にもですね、いわゆる、もともと人に書いた曲というのは何曲かありまして。
一番有名なのは「LET'S DANCE BABY」でありまして、キング・トーンズに書いたのが、今やライブでは一番定番になっております。
最も演奏回数の多い1曲であります。
それと同じような曲で、アン・ルイスさんに1979年に書き下ろしました「恋のブギ・ウギ・トレイン」
いろんな人がカバーやってくださっていますけども、私もライブアルバム「JOY」に入れました。
80年代から自分でもやっている自分のお気に入りの曲であります。
今日は、先ほどの氣志團万博2017年9月17日のライブバージョン。
せり出しに歩いて行ってギターカッティングにやってですね、あとステージの後ろに登って行って、ギターカッティングにやってる。
そこの間の移動時間がすごく長いので、そこんとこだけ編集してお聴きを頂きますが、十分にくどいバージョンです(笑)
恋のブギ・ウギ・トレイン (LIVE) / 山下達郎"17/09/17 氣志團万博"


これも79年にアン・ルイスさんに提供した曲ですけれども、その後、山下久美子さんがカバーしてくださったりしております。
私も「POCKET MUSIC」でカバーしておりますが「シャンプー」
作詞家の康珍化さんの最初の世に出た作品で、僕とのペアでありました
それではその神奈川県民ホール2018年9月2日のライブソースで「シャンプー」どうぞ。

シャンプー (LIVE) / 山下達郎 "18/09/02 神奈川県民ホール"

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ここ2週間ほどですね、おうちアカペラという、『ON THE STREET CORNER』のカラオケ使って、家でここで一発勝負でご披露したやつがですね、ものすごくご好評いただきまして。
先週、口がすべって「おうちカラオケなんかやってみようか」なんて。
そしたら、すごく頂いたんですよ(笑)
じゃ、おうちカラオケ、試しに一回やってみてですね、皆様のご感想など評判が良ければ、なんかちょっと拡大してみようかな、なんて(笑)
東京は、特にいつまで続く自粛か分かりませんのでですね。
考えられること全部やってみようと、そういう感じでございます。
で、「おうちカラオケ」
とりあえず、それでは最新曲いってみましょうか(笑)
「レシピ」
まだ人前で1度もご披露したことがありません。
昨年末のドラマの打ち上げで、飛び入りで、これを歌わせて頂いただけでありましてですね。
まだ歌い込んでいないので(笑)どれだけ、うまくいくか分かりませんけども。
ま、ちょっと試しにやってみようかと思います。
おうちカラオケ版「レシピ」

レシピ (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"

なんか、デモテープみたいですけども(笑)
ま、初めてなのでですね。


今日の最後は、やはり「おうちアカペラ」で行ってみたいと思います。
セルフカバーのアカペラ曲と言いますと「おやすみロージー」
やはり鈴木雅之さんに1988年のアルバム「Radio Days」のために書き下ろした1曲でございますけれども。
ドゥー・ワップ好き同士で、ドゥー・ワップの曲を書きたかったのでマーチンに書いたんですけど、自分でも本当に気に入った曲なので、よく今でもライブでやっております。
ライブアルバム「JOY」にも入っておりますし、ベスト・アルバム「OPUS」にも収録してございますけれども。
そのテープは、途中から演奏が入ってくるんですけども、今日は全部アカペラの「おやすみロージー」バージョンというのがありまして。
これ、マーチンが時々ステージで使ってくれてますけれども。
今日は、珍しく私もその全アカペラ・バージョンの「おやすみロージー」で、おうちアカペラ行ってみたいと思います。

おやすみ、ロージー (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"


来週は、今年入って10回目の『山下達郎ライブで棚からひとつかみ』になりますのでですね、ごった煮で、多分行くと思います。

『山下達郎ライブで棚からひとつかみ~セルフカバー編』でございました。
なんのことない。ジャニーズ、アン・ルイス、鈴木雅之、各2曲ずつというような、セルフカバー編でございました。
お粗末(笑)

 

<了>