おとのほそみち

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【JAZZ新譜】Incognitoのブルーイが絶賛するオランダのファンク/アシッドジャズバンド、Tristan(トリスタン)の6枚目『What Could Possibly Go Wrong』


オランダ屈指のファンク/アシッドジャズバンドTristan(トリスタン)の6枚目のアルバム。

あのIngocgnitoのブルーイも絶賛しているというだけあって、その実力は確か。

リードシングルにもなった1曲目の“Perfect Girl”からして、抜群の疾走感。

ヴォーカリストがJaycileeという人に代わったそうだが、女性ながら中性的な声質の持ち主で、相当に上手い。

サナンダ・マイトレイヤ(テレンス・トレント・ダービー)のようでもあり、エリカ・バドゥのようでもあり。

アルバム全体を通して曲作りのセンスはいいし、アレンジもツボを押さえているし、演奏能力も高い。特にエレピがたいへん良い。と思ったらM7「Don’t Turn Her Down」のアコピのソロとかもカッコよろしい。

オーディオ的にもデジタル臭さがなく、ナマ音感があって、耳に心地よい。

まだサブスクのネットでしか聞いてないが、これはフィジカル買わねば。

 

IncognitoやBrand New Heaviesが好きな人なら、すでに彼らをチェックしていると思うけれど、もしまだならぜひ、とおすすめしておく。

What Could Possibly Go Wrong

What Could Possibly Go Wrong

  • アーティスト:Tristan
  • 発売日: 2021/04/09
  • メディア: CD
 

 01. Perfect Girl
02. Looking Back
03. I’ve Been Loving You Too Long
04. Got to Get
05. Purple Heart
06. Change
07. Don’t Turn Her Down
08. What Could Possibly Go Wrong (feat. Kasper Nova)
09. Emperor’s Treasure (feat. Kasper Nova)
10. Hooked on You
11. The Duke
12. Risin’ Up
13. Rule to the Game
14. Laura
Japan Bonus Tracks
15. Laura (Unplugged)
16. Don’t Turn Her Down (Unplugged)

 

こちらはスニペット、ちょい聴き音源。

 

<了>

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