オンエアされた曲に関する達郎氏のコメントを書き起こしています(一部要約あり)。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。
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1. リンダ (LIVE) / 竹内まりや "SOUVENIR THE MOVIE"
2. シングル・アゲイン (LIVE) / 竹内まりや "SOUVENIR THE MOVIE"
3. 象牙海岸 (LIVE) / 竹内まりや "SOUVENIR THE MOVIE"
4. 静かな伝説(レジェンド) (LIVE) / 竹内まりや "SOUVENIR THE MOVIE"
5. 土曜日の恋人 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック 2020 リマスター"
6. MERMAID / 山下達郎 "ポケット・ミュージック 2020 リマスター"
7. 十字路 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック 2020 リマスター"
8. メロディー、君のために / 山下達郎 "ポケット・ミュージック 2020 リマスター"
今週18日、竹内まりやさん初のですね、ライブ映像ソフトが発売になります。
『Souvenir the Movie』
2018年に公開されましたシアターライブのDVD、そしてブルーレイ版でございます。
2000年のライブ、2010年のライブ、そして2014年のライブ。
21世紀に入って3回ライブを行っておりますけれども、それからピックアップしたシアターライブに、またさらにエクストラ・トラックを足しまして。
さらに彼女が発表しましたミュージックビデオ、PVですね。
これを、ほぼ全部収録いたしまして、2枚組のDVD、そしてブルーレイでございます。
今週18日、水曜日に発売になります。
今日はそれをですね、前半は特集させていただきまして、後半は、来週25日に発売になります、私の1986年のアルバム『POCKET MUSIC』の2020リマスターバージョンの前半をご紹介させていただきます。
来週は『POCKET MUSIC(2020 Remaster)』の後半と、『僕の中の少年』1988年の2020年リマスターバージョンを。
今週、来週は打って変わって、プロモーション週間でございます。
よろしくお願いします(笑)
自分の番組ですので、たまにはよろしいのでは、と思います。
リンダ (LIVE) / 竹内まりや
78年にデビューして、数年間はライブをやっていたんですが、1981年に休業してからは、ずーっとライブをやっていなかったんですけども、2000年に18年ぶりにライブをしました。
その後、2010年と2014年、21世紀に入りましてから通算3回やっております。
その音源から選びまして、2018年、おととしにですね、シアターライブという形で『Souvenir the Movie』という形で公開をいたしました。
その映像ソフトです。
もともとのシアターライブに入っていなかったエクストラトラックというのが4曲入っております。
ですので、全22トラックのライブ映像ソフト+20トラックのミュージック・ビデオという仕様でございます。
今日はシアターライブに含まれないトラックをですね、いくつかお聴きをいただきたいと思います。
その前に「リンダ」
2000年のライブバージョンでございます。
これはCDでおなじみのバージョンでございますが、まずは、これから始めました。
今回の『Souvenir the Movie』に新しく加えました映像「シングル・アゲイン」。
これは2014年の演奏でございます。
「シングル・アゲイン」のライブバージョンは、なかなか演奏が難しい曲でございますが(笑)
メンバーの力演、あわせてお聴きをいただければと思います。
シングル・アゲイン (LIVE) / 竹内まりや
1989年のシングル。2014年のライブでした。
もう1曲、あらたなやつをお聴きをいただきます。
こちらは「象牙海岸」
これも2014年のライブ・テイクでございますが。
先日FM50周年のですね特番で、坂上みきさんと私が途中で参加したやつ。
あそこで81年のライブバージョンがかかりましたが、それから33年後の「象牙海岸」
象牙海岸 (LIVE) / 竹内まりや
こんな具合に2018年のシアターライブにトラックをプラスしまして、さらにMVのトラックを20プラスしました。
映像ソフトとしては、彼女のキャリア初となります(笑)
42年のキャリア初の映像作品でございますので、ぜひともお楽しみいただければと思います。
全80ページのブックレット、私との対談も入っております(笑)
次は2014年のシングルで、その年のライブでご披露しました。
静かな伝説(レジェンド) (LIVE) / 竹内まりや
後半は『POCKET MUSIC』の2020年リマスターヴァージョンをご紹介します。
まずはアタマの1曲。1985年のシングル「土曜日の恋人」
土曜日の恋人 / 山下達郎
この『POCKET MUSIC』という1986年のアルバムはですね、むかーしからの私のリスナーの皆さんには、もう耳タコの話だと思いますけれども。
1980年代中期を境にしまして、アナログ・レコーディングからデジタル・レコーディングに変わりました。
それまでは、アナログの、いわゆるテープレコーダーというものだったんですけれども、それが、デジタルのテープレコーダーに変わりまして。
その一番最初の頃のデジタルのテープレコーダーが、なんて言いましょうかですね、音質と言いましょうか、クオリティというのが、全然私には満足するレベルにありませんで、いろいろと悩んで悩んで。
それまでアナログでやっていた、例えば『MELODIES 』とか、直前の『BIG WAVE』とかその時代のものと、全然違うんですよね。
それで、悩みに悩んでですね、作ったのが、この『POCKET MUSIC』というアルバムでありまして。
その後、出来上がりに満足しないで、91年にリミックスしまして。
この「土曜日の恋人」は、そのあとの95年のベストアルバム「トレジャーズ」で、また再ミックスしまして、ようやく、満足のいく仕上がりになりまして。
今回の『POCKET MUSIC』のリマスター盤は、一番トップの、この「土曜日の恋人」は、その95年バージョン、トレジャーズ・バージョンと呼んでおりますが、それを使っております。
それで、最近はデジタル・リマスターの技術も、ずいぶん進歩しましたので、ようやくですね、思ってるような仕上がりになりました。
でも録音のそういう悩みとは裏腹に、コンピュータ・ミュージックをいろいろとアプローチした結果ですね、作曲のやり方がすごく変わりまして。
それで、いろんな曲が作ることができました。
楽曲に対しての愛着はですね、人一倍、このアルバムは、苦労した分、あります。
そういうようなことは、ブックレットに細かく記してございますので、ぜひそれをお読みいただければと思います。
この時代はCDとアナログの端境期でして、まだやはりアナログがちょっとだけ多かった時代で、アナログA面の3曲目に入っております「MERMAID」、アラン・オデイの作詞の。
これは「土曜日の恋人」のカップリングででました。アルバムでリミックスをしました。
MERMAID / 山下達郎
シングルとはコーラスの段取りが若干違っています。
ボーナス・トラックでオリジナル・シングル・ヴァージョンも入っていますが。
この曲は100%打ち込みです。ギター以外全てデータで演奏させている。あとコーラスと歌はもちろんですが。
実際に人間が演奏するのが非常に難しい。
あと歌詞が長い。ですので30数年前に一回やったきりで、懲りてやめました。
今ならちょっとできるかもしれませんが。ちょっとやってみてもいいかなと思っておりますが。
次はA面4曲目。
雨の歌でありまして、数寄屋橋あたりの交差点で、自分の彼女だった人が他の男と歩いてるのを雨の中で見ているという、そういう歌です。山下達郎らしい内容の歌です。
十字路 / 山下達郎
来週は、この続きで、アナログB面にいきたいと思っております。
そのあとは、『僕の中の少年』2020年リマスター・バージョンのご紹介をしたいと思います。
先ほどの「十字路」もですね、どーってことない曲と思いきやですね、実際に演奏してみるともう、ほんとに演奏難易度が高くて、一回もライブでやったことは、ありませんけれども。
この次の曲も、非常に難しくて、まだ一度もライブでやったことはありません(笑)
『POCKET MUSIC』のアルバムの特質をよく表しているA面でございます。
「土曜日の恋人」だって、ここ数年ですからね。最初にやったの。
そういうような、やつばっかりで、ブツブツ言い訳ばかりでございますが(笑)
メロディー、君のために / 山下達郎
<了>
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