おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

山下達郎サンデーソングブック 2019年01月20日「WINTER(冬)で棚からひとつかみ」

各曲に関する達郎氏のコメントの趣旨を書き起こし、YouTubeに音源がある場合は貼っておきます。Amazonで販売中のCD等も貼っていますが、いずれもオンエアされたものとは別音源の場合があります。


1. 象牙海岸 / 竹内まりや

LOVE SONGS

LOVE SONGS


2. WINTER'S HERE / ROBIN WARD

ワンダフル・サマー(ステレオ+モノ)+5

ワンダフル・サマー(ステレオ+モノ)+5

  • アーティスト: ロビン・ワード
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/10/26

 Robin Wardの本名はJackie Ward。スタジオのセッションシンガーでしたが、デモを歌った「Wonderful Summer」があまりにいいので、そのまま出したら大ヒットしたという人です。この「Winter's Here」はもともとシングルだけで発売されました。数カ月前にCaravellesというガールズグループが「You Are Here」という違う歌詞で録音したものを「Winter's Here」と変えて出しました。アメリカでは123位ですが、香港で大ヒットしました。シングルオンリーでしたが今はCD化されてます。昔はなかなか手に入らなくて苦労したものです。


3. WINTERTIME LOVE / THE DOORS

Waiting for the Sun

Waiting for the Sun

  • アーティスト: Doors
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2007/03/27

 Doorsのサードアルバム、1968年の「Waiting for the Sun(太陽を待ちながら)」。好きで本当によく聞きました。これのA面の5曲目「Wintertime Love」。さきほどの「Winter's Here」は冬がきて夏が去ってあなたも行ってしまったという悲しい歌詞ですが、こちらはJim Morrisonなのでちょっと捻った歌です。「今年は冬がとても厳しい。君はとても暖かい。僕の冬の恋にぴったりだ」というDoorsにしてはポジティブで曲調も明るいです。


4.IN THE WINTER / JANIS IAN

愛の回想録

愛の回想録

 Janis Ianの最も有名なアルバム「Between the Lines」。1975年、全米ナンバーワンのプラチナでグラミーを獲りました。これは本当に素晴らしいアルバムで、とっても悲しい内容の歌が多いのですが、それでも救いがあると言いましょうか。その中に入っている「In the Winter(冬の部屋)」 。別れた男と再会して自分は独り者なんだけど相手は結婚していて「あなたには絵にかいたような素敵な家庭がある。私は今も一人暮らし。その方が気が楽。賑やかな生活は昔から好きじゃなかった。あなたも知っているでしょう。素敵な奥さん、あなたにはあの人がいる」
特集をするので久しぶりにこのアルバムを聴きましたら、離れられなくなって一日中聞いてしまいました。名盤です。このとき24歳。素晴らしい。


5.SOMETIMES IN WINTER / BLOOD,SWEAT&TEARS

Blood, Sweat & Tears

Blood, Sweat & Tears

  • アーティスト: ブラッド・スウェット&ティアーズ
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 2010/01/27

 続けてこれもニューヨークの音です。Blood Sweat & Tearsのセカンドアルバム、1968年の超売れた奴ですが、この中に入っている、メンバーのSteve Katzの作品「Sometimes in Winter」。これも冬に別れた彼女の想い出にひたるという、ブロークン・ラブソングです。
このアルバム、チャートの1位を7週間続けたトリプルプラチナアルバムです。それがこんなに内省的な演奏なんですから、時代を感じさせます。


6. OUR WINTER LOVE / BILL PURSELL

Our Winter Love

Our Winter Love

  • アーティスト: Bill Pursell
  • 出版社/メーカー: JB Production
  • 発売日: 2014/01/13
  • メディア: MP3 ダウンロード

 この曲、Lettermenのバージョンでよくお聞きいただいていますが、そのオリジナルバージョン、Bill Pursellという元はクラシックのピアニストで、この人が63年に出したシングルが全米9位になりました。この曲が有名になって、Lettermenほかいろんな人がカバーしてますが、もともとはインストゥルメンタルの曲です。いかにも冬の季節にぴったりのエコー感があります。


7. 扉の冬 / 吉田美奈子

扉の冬+3 (紙ジャケット仕様)

扉の冬+3 (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 吉田美奈子
  • 出版社/メーカー: メーカーオリジナル
  • 発売日: 2003/06/25

 邦楽で冬の歌というと何はともあれ吉田美奈子さんの1973年のアルバム「扉の冬」。そのタイトルソングです。バックがキャラメル・ママ林立夫さん、細野晴臣さん、鈴木茂さん、松任谷正隆さん。


8. 冬越え / 細野晴臣

HOSONO HOUSE

HOSONO HOUSE

 同時期に細野晴臣さんがソロアルバムを出しまして、「HOSONO HOUSE」という1973年、同年の作品です。近日リメイクをされるそうで、細野さん創作意欲満々という感じですが、この中に入っている冬の曲です。


9. 冬のセーター / BLANKY JET CITY

BANG!

BANG!

 BLANKEY JET CITYの1992年のアルバム「Bang!」。土屋昌巳さんのプロデュースです。当時買いましたが、その中の曲です。こんな特集のときでないとかけられません。


10. SNOW EXPRESS / NEWS

color

color

 私は、自分の冬の歌はあまりないのですが、人に書いたのはけっこうあります。その中からNEWSに2008年に書きました。アルバム「Color」に入っています。作詞が伊集院静さん、異色のコンビです。いまでもNEWSはライブでやってくれていて、ファンの人気も高くうれしい限りです。

 

#この項おわり