おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



【JAZZ新譜】I’VE BEEN THERE / 渡邉建 (2022)

 

PRISMオリジナルメンバー渡邉建、満を持してのソロ作品

渡邉建は、1976年、PRISMのベーシストとしてプロデビュー。

2001年、PRISMを脱退し、ソロミュージシャンとして活動を開始。

ソロキャリア20年にして、満を持してリリースしたソロアルバムが本作だ。

ベース、ヴォーカル、プログラミング、録音、ミックスまでの全行程を一人で手掛け、PRISM時代の渡邉作の代表曲4曲も新たな解釈でリメイクした。

圧倒的なテクニックの持ち主だが、それを押し出す場面は少なく、フュージョンであり、プログレ的でもある、非常に多彩で映像的なサウンドスケープを展開している。

フレットレス・ベースならではの伸びやかでふくらみのある音像も魅力だ。

また、本作はフォトグラファー石橋直子とのコラボ作品で、インフォによれば"光と影が漂う時間に溶け込んで行く写真"で構成された20Pのフォトブックレットとのセットになっている。

 

1.I’ve Been There (keyboard ver.)
2.Dreamin’ Suite / 1st Movement
3.Dreamin’ Suite / 3rd Movement
4.My Way, My Life, Nobody Knows
5.Forever And Never
6.Black Wings
7.Shadows & The Light
8.The First Sky And The Last Sea
9.Sachiko
10.I’ve Been There (bass ver.)

<了>
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