おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也


ブルース・スプリングスティーン 1978年のライヴ作品

 


ブルース・スプリングスティーンの海賊盤は数あれど、その中で最も有名な作品といわれるライヴ盤『Pièce De Résistance』が、ブルースのオフィシャル・アーカイブ・サイト「Live.BruceSpringsteen.net」にて正式にリリースされた。

 

タイトルは『Capitol Theater, Passaic, NJ: September 19, 1978』

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live.brucespringsteen.net

 

録音は1978年9月19日、ニュージャージー州のキャピトル・シアターにて。

アルバム『闇に吠える街』リリース後の「Edge of Townツアー」として行われたものだ。

1975年にアルバム『明日なき暴走』でブレイクしたスプリングスティーンは、前マネージャーとのトラブルが訴訟に至り、次作が出せないでいたのだが、ライブは熱心に続けていたらしい。

そんな時期を約3年重ねたあとのライヴなので、バンドとしての一体感とノリの良さが半端ない。

ロックそのものが元気な時代だったともいえるけど、このエネルギーは40年を経たいまも普遍だ。


このライヴ録音は、米国のラジオ局10局で放送され、その後、約40年間にわたって、海賊盤が出回っていた。

LPレコードあり、CDありで、コピーのコピーみたいのもあり、音質もバラバラだったらしい。

私はCDの3枚組を持っているけれど、さすがに複数を聴き比べたことはないので、よくわからないが。


今回はオフィシャルリリースだけに、さすがに音がいい。

なんでもオリジナルのマルチトラックテープから音源をデジタル化して、ミックスダウンをやり直したという。

だから音の粒立ち、生々しさが素晴らしい。

Eストリート・バンドのメンバーは以下。

Roy Bittan - Piano, backing vocal
Clarence Clemons - Tenor and baritone saxophones, percussion, backing vocal
Danny Federici - Organ, glockenspiel; accordion
Garry Tallent - Bass, backing vocal
Stevie Van Zandt - Guitar, backing vocal
Max Weinberg - Drums

ボスを立てながら、出る所では前に出て、という緩急が絶妙だ。だから約3時間、飽きない。

ギターは、のちのニルス・ロフグレンの方が、というファンもいるかも知れないが、それはもう趣味の違いの話。

このライヴの演奏、鉄板です。


で、この作品は、AmazonにもSpotifyにもApple Musicにもない。

基本、上記のネットでしか買えないので、そこからぜひ。

 

ネットで1曲聞けます。


Bruce Springsteen "Meeting Across The River" Passaic, NJ Sept. 19, 1978


1.BADLANDS 05:50
2.STREETS OF FIRE 04:50
3.SPIRIT IN THE NIGHT08:21
4.DARKNESS ON THE EDGE OF TOWN05:20
5.INDEPENDENCE DAY 05:57
6.THE PROMISED LAND 06:19
7.PROVE IT ALL NIGHT 10:44
8.RACING IN THE STREET 09:38
9.THUNDER ROAD 08:16
10.MEETING ACROSS THE RIVER 03:20
11.JUNGLELAND 10:33
12.KITTY'S BACK 14:18
13.FIRE 03:17
14.CANDY'S ROOM 03:12
15.BECAUSE THE NIGHT 07:16
16.POINT BLANK 06:48
17.NOT FADE AWAY - SHE'S THE ON E12:08
18.BACKSTREETS 11:40
19.ROSALITA (COME OUT TONIGHT) 14:35
20.4TH OF JULY, ASBURY PARK (SANDY) 07:08
21.BORN TO RUN 05:44
22.TENTH AVENUE FREEZE-OUT 04:32
23.DETROIT MEDLEY 09:42
24.RAISE YOUR HAND 05:15


それにしてもスプリングスティーンの前回の来日は1997年。もう20年以上来ていない。

しかも、そのときはソロ・アコースティック公演だったので、日本のファンがEストリート・バンドとのライヴを見ることができたのは、これまで1985年の初来日公演だけなのだ。

来日公演を切に願う。

 

<了>