おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也


【JAZZ新譜】北欧JAZZの新星 Nightjar in the Northern Sky / Anna Gréta (2021)

ナイトジャー・イン・ザ・ノーザン・スカイ / アンナ・グレタ

 

グレタさんといっても、あの環境活動家のグレタ・トゥーンベリではない。

こちらは、アイスランド出身で現在はスウェーデンを中心に活動するジャズ・ピアニストでシンガー・ソングライターのアンナ・グレタ。

そのファーストアルバムがリリースされた。

正確に言えばフィジカルはまだだけど、ストリーミングは始まった。まあ、そういう時代です。

アイスランドの姓名制度は西欧とは違うため、グレタという名字ではないからピンと来ないけど、父親のシグルズール・フロサソンは、北欧ジャズ界では知られたサックス・プレイヤー。

というわけでアンナも幼い頃からジャズに親しみ、ピアノのレッスンに励み、スウェーデンの王立音楽大学で学ぶようになると、たちまち頭角を現し、将来を嘱望される存在に。

そして名門ACTからソロデビュー作 『Nightjar in the Northern Sky』をリリースした。

アート・リンゼイや坂本龍一との共演で知られるベースのスクーリ・スヴェリソン(Skúli Sverrisson)、アイスランドを代表するドラマーであるエイナル・スケーヴィング(Einar Scheving)、同じくギタリストのヒルマー・イエンソン(Hilmar Jensson)といった腕利きが参加しているらしい。

ジャズピアノを全面に押し出したものではなく、フォーキーでハートウォーミングな歌も存分に聞かせる。

柔らかな風のような歌声と最新北欧ジャズサウンドが紡ぎ上げる、
北欧の豊かな自然の温もりと神秘的な景色が広がる
現在進行形のノルディック・フォーキー・ミュージック!

というのが、リリース元のキャッチコピーで、わかるけど、ちょっとくどい(苦笑)

一部では“北欧のノラ・ジョーンズ”と称され、ベタすぎる気もするが、確かにそんな趣ではある。

デジタルな音に疲れた耳をそっと癒やしてくれる、そんな作品だ。

 


<了>