おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



阪神・淡路大震災のその日 北川景子は小学2年 あいみょんはお母さんのお腹のなかにいた

 

芸能や音楽の分野で活躍している人で、阪神・淡路大震災を経験した人は少なくない。

女優の北川景子さんは、当時小学2年生。神戸市に住んでいた。
弟の手を引いて避難したこと、多くの人に助けられた感謝の気持ちなどを、たびたび話したりブログに記したりしている。

 

同じく女優の佐藤江梨子さんは、当時中学1年。神戸市で被災した。
不安な中、ラジオ番組のパーソナリティが励ましの言葉を繰り返すのを聞き、自分もメディアを通じて人々を励ましたいと考え、芸能界入りを目指したという。

俳優の森山未來さんは当時小学4年。彼も神戸市で被災した。


この2人は、NHKの阪神・淡路大震災15年特集ドラマ『その街のこども』で共演した。
このドラマは大きな反響をよび、のちに劇場版が映画化された。

森山さんは「自分たちが震災について思い出したことをセリフにまぜながらやったので、台本とリアルの境目は難しかった」と語っている。

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タレントの藤原紀香さんは当時23歳。すでにモデルとして活躍していたが、当時は西宮市の実家で暮らしていた。震災当日は仕事でハワイにいたが、帰国して街の参上を目の当たりにし「人はいつ死ぬか分からない、それならやり残したことを後悔したくない」と上京を決意したという。

 

ジャズピアニストの松永貴志さんは当時小学3年生。芦屋市の自宅で被災した。
自宅マンションは半壊し「ボランティアの若者がヒーローのように見えた」と振り返っている。
プロになってから、震災から復興した神戸の夜景をイメージした「神戸」という曲を発表している。静かな情感をたたえたメロディが美しい。


シンガーソングライターとして昨年ブレイクしたあいみょんさんの誕生日は1995年3月6日。震災の翌々月だ。
彼女は西宮市出身。大きな揺れに驚いた母親がお腹を抱えてコタツに潜り込んだという話を、幼い頃から聞かされてきたそうだ。

 

ブログ主の当時の職場は芦屋市にあり、建物は激しく傷んだ。

被災から2日目、復旧のために大阪市内の自宅から現地に向かった。

電車は動いておらず、甲子園から芦屋まで瓦礫を避けながら約2時間歩いた。

あのときの街の光景を忘れることはない。

 

#この項おわり

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