番組中の曲紹介のコメントを要約して記載しています。
オンエアされた楽曲のうちYouTubeにオフィシャルな音源がある楽曲にはリンクを張っていますが、オンエアされた音源とはヴァージョンが異なる場合が多々あります。
1. 歌を贈ろう / 竹内まりや "
2. MONEY WON'T CHANGE YOU / ARETHA FRANKLIN '68
3. OUT OF SIGHT / THEM '66
4. PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG / OTIS REDDING '68
5. I FEEL GOOD / BOBBY McFERRIN '84
6. FAT GAL / MICKEY MURRAY '71
7. SOUL TRAIN / LITTLE ROYAL '72
8. FUNKY SUPERFLY / BOBBY WILLIAMS '74
9. EVERYBODY GONNA GIVE THEIR THING AWAY TO SOMEBODY (SOMETIME) / LEE FIELDS '75
先週はビーチ・ボーイズのかからないビーチボーイズ・特集でございました。
調子に乗りまして、今週は「ジェームス・ブラウンのかからないジェームス・ブラウン特集」行ってみよう!
と思いましたが、なかなか先週と違って難しいです(笑)
もうジェームス・ブラウンの前にジェームス・ブラウンなし、ジェームス・ブラウンの後にジェームス・ブラウンなしですので。
影響を受けた、それからカバー、それぞれにですね、なかなかう~んとなります。
でも、がんばってやってみました。
カバーって喧嘩ですからですね、やっぱり超一流の人じゃないとジェームス・ブラウンの作品を歌っても様にならないという(笑)
前半は、ですのでビッグネームばっかりです(笑)
まずはアレサ・フランクリン。
アレサ・フランクリン、私一番聴いたアルバム1968年の「レイディー・ソウル」。
これの2曲目にジェームス・ブラウンの作品がカバーされております「Money Won’t Change You」
MONEY WON'T CHANGE YOU / ARETHA FRANKLIN
特に白人シンガーだとですね、もう手が届かないと思いきや、ちゃんとやってる人がいます。
ヴァン・モリソン。
ゼムの時代に1966年のアルバム「アゲイン」で早くもジェームス・ブラウンをカバーしております。
21歳ですからね。
OUT OF SIGHT / THEM
で、次も超一流。オーティス・レディング
1968年のアルバム「In Person At the Whisky a Go Go (Live)」でのライブから「Papa's Got A Brand New Bag」。
ツアーバンドなので演奏、特にブラスセクションはもう一つという感じがします(笑)
今なら全部直しちゃうんですね。昔は直せませんでしたから。
こうしたトップアーティストが続々とジェームス・ブラウンをカバーをするという、それだけジェームス・ブラウンのインパクトが大きかったという、そういう背景があります。
PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG / OTIS REDDING
ちょっと変わったやつで、ボビー・マクファーリン。
一人でなんでもやっちゃう人。
1984年のアルバム「The Voice」
ヨーロッパでのライブアルバムですが。
ここでジェームス・ブラウンの「I Feel Good」、これをやっております、一人で(笑)すばらしい!
なんか胸板に、あざができそうな、そういう世界でございます。お見事。
I FEEL GOOD / BOBBY McFERRIN
さて後半はジェームス・ブラウンに影響を受けた人がたくさんいまして、ジェームス・ブラウン・クローン、ジェームス・ブラウン・フォロワー、いろんな言い方されております。
たくさんいますが、お時間まで。
まずはミッキー・マレーという、この人は南部の人ですけれども、靴磨きから身を起こしましてシンガーになりましたが。
全国的な人気はそれほどありませんでしたけど、この人はジェームス・ブラウンのフォロワーというよりは同時代人に近いあれですが。
ジェームス・ブラウンが所属しておりましたフェデラルのレーベルをはじめとして長いキャリアでいろんな作品を出しております。
今日お聴きいただきますのは、1971年のシングル「Fat Gal」
FAT GAL / MICKEY MURRAY
お次の人はリトル・ロイヤル。
この人はノースカロライナ生まれでワシントンDC育ちの人ですが、実際にジェームス・ブラウンのデビューに参加した経験もあります。
ジェームス・ブラウンの弟と言われる人であります。
たくさん作品がありますけれども、今日は1972年のシングル「Soul Train」
いろいろなR&Bアーティストの名前が織り込まれています。
SOUL TRAIN / LITTLE ROYAL
リトル・ロイヤルがJBの弟ならば、お次の人はボビー・ウィリアムス。
この人はフロリダのJBと言われた人で、格好まで似せているというですね。
サウスカロライナ生まれのワシントンDC育ちですが、フロリダに移ってきまして、たくさんの作品を出しました。
本名ロバート・ムーア。
ファンが多い人であります。
いかにもというボビー・ウィリアムス、1974年のシングル「Funky Superfly」
これはもう、モロなりきりという感じです。
FUNKY SUPERFLY / BOBBY WILLIAMS
この人もリトルJBと呼ばれるリー・フィールズ。南部人でありますが。
1969年に出したデビュー・シングルが「Bewildered」というジェームス・ブラウンの作品のカバーです。
そこからずっと今でも現役を続けているそうでありますが。
今日お聴きいただきますのは、1972年のシングル「Everybody Gonna Give Their Thing Away To Somebody Sometime」
EVERYBODY GONNA GIVE THEIR THING AWAY TO SOMEBODY (SOMETIME) / LEE FIELDS
というわけで、今日はこの辺で。
ジェームス・ブラウンのかからないジェームス・ブラウン特集
ご清聴ありがとうございました。