おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

山下達郎サンデーソングブック 2020年5月31日「山下達郎 おうちカラオケ&おうちアカペラで棚からひとつかみ」書き起こし

オンエアされた曲に関する達郎氏のコメントを書き起こしています(一部要約あり)。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。
今回のオンエア曲は、CD等でリリースされてはうませんので、ネットに音源はありません。
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1. ヘロン (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
2. BLOW (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
3. MISTY MAUVE (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
4. MAGIC TOUCH (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
5. BELLA NOTTE (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
6. REMEMBER ME BABY (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
7. CLOSE YOUR EYES (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"


5月最終日曜日、サンデーソングブックですけれど、ずっとライブソースでお楽しみ頂きまして、本当に山のようなメールのリクエスト頂いてですね。
でも、だんだんだんだんリクエストが四方八方に散らばってきまして、1曲が3、4人。1人1曲というのもございまして、とても全部はお応えできません。
ご紹介したいお便り、山ほどあれど、この数ですとなかなか大変でございます。
そんでもって、思いつきで始めました、家でオリジナルカラオケをバックに歌おうという「おうちカラオケ」「おうちアカペラ」が、とてもご好評をいただきまして、今日は一つそれでいってみようかと。
だんだん調子に乗って参りました(笑)
オリジナルカラオケですので、なんかあまりレコードと変わらないんですけど、デモテープみたいなもんだと思って、お楽しみいただければと思います。
それでは、今日の「おうちカラオケ」はですね、ライブで全く演奏したことない曲、もしくはほとんど演奏したことがない曲。
そういうので行ってみましょう。
ライブの代わりの「おうちカラオケ」
で、後半は『ON THE STREET CORNER』から持ってきました「おうちアカペラ」
「おうちカラオケ&おうちアカペラで今日は棚からひとつかみ。
今日はオリジナルカラオケをバックに、山下達郎がですね、ごそごそ歌っている、そういうものをお聴をいただきます(笑)
サンソンのリスナー方に、少しでも喜んでいただければ。手さぐりの企画でございます。


まずは、ステージで再現難易度の最も高い「ヘロン」
昔からなんで「ヘロン」をやらないんだと、超常連の皆さんにですね、色々といただきますけれど。
レコードの音が厚すぎて、ライブの10人編成だと再現性に難があると。
それから歌がめちゃくちゃ難しい(笑)こっちのが大きいですね。
そういう色々なものなので、家で歌っても難しかったです。

ヘロン (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"


次は「BLOW」をお聴き頂きましょう。
1992年のシングルのカップリングで出しました。
アルバム「RARITIES」に収録いたしました。
これも演奏難易度の高い曲で、1、2度ツアーでやりましたが、このレコードのテンポがなかなか実現できません。
ものすごくベースが難しいので。
ですので奏法変えようかとか色々な事考えておりますけれども。
近いうちにまた挑戦したいと思っております。
これアメリカズ・カップというヨットレースのために作曲した曲なので、ああしたヨットの疾走してるところでこれをお聴きいただくと世界でいちばんフィットする音楽でございます。

BLOW (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"

ま、レコードでもいいんですけどね(笑)
でも、なかなかこういうの、できないので。
言い訳しつつ(笑)

 

お次は「MISTY MAUVE」
鈴木雅之さんに書き下ろした曲です。
先日、お聴きいただきました「GUILTY」それから「おやすみロージー」と一緒にですね鈴木雅之さんのセカンドアルバム「RADIO DAYS」に書き下ろした曲です。
これは自分でもセルフカバーでやっております。
「RARITIES」のアルバムに入っておりますけれども。
今日は、これをですね、鈴木マーチンのオリジナルカラオケが発売されておりますので、これに乗っかってやってみようと。
キーも同じですし、こちらもアレンジは自分ですので。

MISTY MAUVE (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"


次の曲は、本当に1度も今までライブでやったことがありません。
オール・マシーン・ミュージックなので、演奏がですね、ステージでリズム隊の再現が難しい。
あと1993年にシングルで書き下ろしたんですけども、あまりヒットしなかったというのもあります。
そういうトラウマがありまして(笑)
一度もライブにかけたことがありません。
ですが、この曲は、槇原敬之さんがカバーしてくださいまして、それの影響かもしれませんけども、最近ご所望がとっても多くてですね。
じゃ、なんか1回ライブでやってみようかなって思っておりますが。
まだちょっとそこまで到達しておりません。

MAGIC TOUCH (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"

家で歌いますとですね、スタジオでやるよりも、なんて言いましょうか、うまく言えないんですけど、メロウな感じで。
特に一人でやってるので(笑)
何か、優しい感じになるというのが、自分でプレイバック聴いて、意外な結果でありました。


先週、私、自分の初期の作品はカラオケがないと申し上げましたら(リスナーから)『初期の頃は、ご自分の曲のカラオケを作られていないと言われていましたが、歌入りの楽曲から、最新の機器で声だけ取って演奏だけにして、カラオケにならないでしょうか。アルバム「For You」のカラオケで達郎さんの歌声ぜひ聴きたいんです。』
できません。
いわゆる真ん中を逆位相で消すやつですけど、いいカラオケを作れません。すいません。

(リスナーから)『RCA時代のものがないと言われていましたが、マスターテープは残っていないのでしょうか。16チャンネルのボーカルチャンネル抜きで、トラックダウンすればできると思うのですが。素人考えで、すいません』
マルチトラックのアーカイブは残してありますけども、でもそこまでしてカラオケ作っても使い道がありませんから(笑)
私、ディナーショーとかやらないので。やる気がないんですよ、ようするに(笑)


(リスナーから)『いろいろなジャンルのピアニストって、自分の右側に客席がくるように座ってますよね。あれって、何か理由があるのでしょうか』
ピアノに付いてる蓋、日本で屋根と言いますが、あれは演奏者に向かって右側が開くようになってます。
右から左へですね開くようになっておりまして、あれの開く加減で音色・音量が色々と変化します。
ですので、特にクラシックの場合にはですね、それを客席に向けて弦が見える形で蓋を開けますので、必ず演奏者は自分の右側に客席がくるように座るというわけです。
難波君は時代によっては、上手・右側で演奏することがありますし、下手・左側で演奏することもありました。
我々の場合は、ドラム、ベース、電気楽器、音が大きいので、ピアノの屋根を開けて演奏するとですね、マイクに音が回り込むので、基本的には我々のような音楽の場合には、ピアノの蓋を閉めます。音が入ってこないようにします。
今、我々のジャンルではアコースティックピアノ弾く人の方が少なくなって、皆シンセのピアノで代用しますので。
もう上手側に行こうが下手側に行こうが関係ないと。そういうことでございます。
私の申し上げていることは、ほんの基礎知識にすぎません。
これ以上の詳細はですね、ピアノの専門家に聞いてください。

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後半は「おうちアカペラ」。
いろんな曲にリクエストいただきましたが、アカペラは特にむちゃくちゃバラけております。何をやっても同じ感じなので(笑)私の好きなやつ。
まず「BELLA NOTTE」。
私のクリスマスアルバム『SEASON'S GREETINGS』に収録しました。
この曲自体はクリスマスに関係ない歌ですが、ディズニーの『わんわん物語』というアニメがクリスマスを背景にしたストーリーなので、私の大好きな曲ということもあってクリスマスアルバムに入れました。
これは二匹の犬の恋物語。二匹の犬がイタリアンレストランでデートするときに、そのイタメシ屋のオヤジさんが歌ってくれると。
それが私が大好きでアカペラにしました。
好きなのでライブでもよくやっています。リクエストも頂きました。

BELLA NOTTE (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"

 

「BELLA NOTTE」はよくライブでやりますが、お次にお聴きいただく曲は、あまりライブでやらない曲です。
「REMEMBER ME BABY」
『ON THE STREET CORNER1』に入ってるバリー・マンとシンシア・ワイルの曲ですけど、なんでライブであまりやらないかというとイントロがないんです。
始めるときに集中力が要求されます。イントロなしで始まるので。
あとは、歌詞が長いので覚えるのがめんどくさいと(笑)ものぐさですが、おうちならできるので。リクエストもいただきました。

REMEMBER ME BABY (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"


来週は、様子見で、どうしようかなという感じております。
ずっとライブソースでお届けしてまいりましたけど、PAアウトで、ほとんどお聴き頂いてきました。
でも曲によってはですね、PAアウトだとやっぱり音がしょぼいとかですね。
やっぱ、ちゃんとスタジオでミックスしないと駄目だと、そういうなものもあります。
こういうことが続いて行きますと、そういうちゃんとミックスしたバージョンでも作って、お聴きをいただこうかなとも思いますが。
もう50曲ぐらい今年に入ってご披露してきましたので。
私、今まで作ったのは300曲ぐらいですから1/6ぐらいやっとりますが、それでもまだまだ「あれをかけろ」「これをかけろ」というご所望をたくさんいただきます。
全くありがたいことでございます(笑)
自分の番組で、こんな自分をかけ続けたこと生まれて初めてであります。
ありがたいのか、恥ずかしいのかという感じでございますが。
来週も引き続き、皆さんの心の癒しに役立つようなことを考えてやって参りたいと思います。
来週もよろしくお願いします。
というわけで今日の最後。
これはしょっちゅうライブでやっております私の大好きな一曲。
これも『ON THE STREET CORNER1』に入っております。ドゥワップの名曲です。
本日のサンデーソングブック、『山下達郎 おうちカラオケ&おうちアカペラで棚からひとつかみ 』
ご清聴ありがとうございました。

CLOSE YOUR EYES (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"

 

<了>