NHK-FM「ワールドロックナウ」2021年12月29日の放送は、年末恒例の特別企画「2021年洋楽シーンを三大音楽評論家が大総括」だった。
いつものMCの渋谷陽一さんに、ゲストで大貫憲章さん、伊藤政則さんが加わってのプログラム。
旧知のお三方だけあって、会話はボケ、ツッコミが飛び交い、聞いていて楽しい。
「三大音楽評論家」というのは、もちろんシャレなのだが、実のところこのお三方よりもベテランの洋楽系の音楽ジャーナリストというと、湯川れい子さんらわずかしかいないのではないか。
私も若い頃からずっと、お三方のレコメンドを参考にしながら、音楽を聞き続けてきた。
いまでも現役バリバリで活躍されているのは、嬉しい限りだ。
番組ではそれぞれが、5曲ずつ、2021年に印象に残った曲を紹介された。
ここでは渋谷陽一さんが選んだ5曲を掲載する。
この番組のリスナーの方ならご存知のとおり、番組名で「ロック・ナウ」と掲げながらも、渋谷さんの選曲はロックという枠にこだわっていない。
表現としての先鋭性と、時代感覚、大衆性。これらのバランスがとれた最新のポップミュージック、というのが渋谷さんのセレクトの軸なのだろう。
かつては、その代表がロックだったわけだが、今はもはやそうではないということだ。
WWIII // MACHINE GUN KELLY
SCRATCHCARD LANYARD // DRY CLEANING
LIFE IS NOT THE SAME // JAMES BLAKE
GOOD 4 U // OLIVIA RODRIGO
SUN GOES DOWN // LIL NAS X
渋谷さんの過去のセレクトはこちら
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