1995年生まれ、シカゴ出身のR&Bシンガー/ラッパーのTink。
アルバムジャケットでは姿かたちがわからないけれど、カッケー女性です。
その活動が、2014年、大物プロデューサーのTimbaland(ティンバランド)の目に留まり、彼のレーベルMosleyと契約。
しかし何故かアルバムは全くリリースされず。
彼女は2017年にMosleyを離れることを決め、そして2018年、6曲入り『Pain & Pleasure EP』をリリース。
そして2019年に『Voicemails』、2020年に『Hopeless Romantic』とコンスタントにアルバムを発表。
そして今年も新作『Heat Of The Moment』が登場。
日本では、このアルバムがという以前に、この人自体があまり話題にもなっていない感じだけど、なかなか良いのでご紹介。
ゲストには、Jeremih(ジェレマイ)、Kodak Black(コダック・ブラック)、Davido(ダヴィド)などが参加。
エグゼクティブプロデューサーはHitmaka(ヒットメイカ)。
Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Chris Brown(クリス・ブラウン)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)などの多くの作品を手掛けてきた辣腕です。
『Heat Of The Moment』は、抑制が効いたサウンドデザインながらもエモーショナル。
まさにイマドキ感満載のクールな楽曲が並ぶが、Hitmakaだからして、1970年代80年代R&Bへのオマージュとおぼしきフレーズもあちこちに。
まずはリードトラックだけでも聞いてみて。
<了>