おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック 2018年12月2日「年忘れリクエスト大会」

達郎氏のコメントの趣旨を書き起こし、YouTubeに音源がある場合は貼っておきます。
Amazonで販売中のCD等も貼っていますが、いずれもオンエアされたものとは別音源の場合があります。

 

1. クリスマス・イブ / 山下達郎

 

2. WALK LIKE A MAN / THE FOUR SEASONS

Walk Like A Man

Walk Like A Man

  • アーティスト: Frankie Valli And The Four Seasons
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: MP3 ダウンロード

1963年、全米ナンバーワン。ミリオン三連発の3つ目。「Sherry」「Big Girls Don't Cry」に続く「Walk Like a Man」邦題「恋のハリキリ・ボーイ」。時代を感じさせます。

 

3. GOTTA PULL MYSELF TOGETHER / THE NOLANS

Gotta Pull Myself Together

Gotta Pull Myself Together

  • アーティスト: THE NOLANS
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード

これも立派なオールディーズソングです。ノーランズアイルランド出身の女性4人組。いわゆるアイドルグループですね。プロデューサーがベン・フィンドン(Ben Findon)という人で、ビリー・オーシャンとパートナーを組んで、たくさんヒットを出しました。僕はビリー・オーシャンのファンなのでノーランズも集めてました。これは1980年のヒット。全米チャート9位。邦題「恋のハッピーデイト」、原題は「Gotta Pull Myself Together」。
ノーランズ姉妹グループで、当時できたばかりのEPICソニーが強力にプッシュしまして、オリコンで1位をとりました。この前の「ダンシングシスター」も1位で連続の1位。恋のハッピーデイト」は石野真子さんが同じ年にカバーしてます。当時の洋楽と邦楽のクロスオーバー、典型的な一曲です。ベン・フィンドンですから、曲はちゃんとしてます。

 

4. A LITTLE PIECE OF LEATHER / DONNIE ELBERT

R & B Maverick

R & B Maverick

  • アーティスト: Donnie Elbert
  • 出版社/メーカー: Sequel
  • 発売日: 1997/06/30
  • メディア: CD

ニューオリンズ出身でニューヨーク育ちの男性黒人シンガーで、キャリアがすごく古い人です。一聴すると子どものような声で、すごく特徴があります。1973年、All Platinum Recordsに移籍した第一弾です。

 

5. SHARE MY LOVE / MAGNUM FORCE

マグナムフォースはシカゴのファンクバンド。ヴォーカルインストゥルメンタルグループで、大所帯のバンドです。リードヴォーカルがすごくきれいな声をしていて、82年のアルバムです。けっこうレアなアルバムですけど、これのタイトルソング。ちょっと長いですが、おしまいまで聞かないと良さがわからないです。70年代から80年代にかけてはディスコやナイトクラブで生のバンドが全盛期でした。大所帯バンドというと、古くはコモドアーズ、クール&ザ・ギャング、ミッドナイト・スター、アトランティック・スター、たくさんのグループが出てきますが、それはヒップホップのDJカルチャーに押されて、人件費がかかりますので、予算のかからないヒップホップに移っていって、こうしたバンドはだんだんほろびてきたという歴史です。でも今聞いても演奏はしっかりしているし、歌もうまい。たくさんこういうグループがあったんでしょう。

 

6. SKIING IN THE SNOW / THE BEACHGIRLS

Skiing in the Snow

Skiing in the Snow

  • アーティスト: The Beach Girls
  • 出版社/メーカー: Classic Records
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: MP3 ダウンロード

 お便りで「アメリカにはスキーの曲がありますか」とのこと。あまりありません。アメリカはスキーの文化がないのでしょうか。そんな中で私の好きな曲、1965年ボブ・クルー(Bob Crewe)のレーベル DynoVoiceから発売になりました。ガールグループですが、他にもRag Dollsとか変名で出していますが、作曲・プロデュースがSandy Linzer and Denny Randell。トイズの「ラヴァーズ・コンチェルト」のコンビです。アレンジがCharles "Charlie" Callelo。Bob Crewe Productionのレギュラーメンバーです。ビーチボーイテイストいろいろありますが、ヒットのためなら何でもやるというBob Creweという感じです。

 

7. ジャマイカ・ラブ / 西岡恭蔵

ろっかばいまいべいびい

ろっかばいまいべいびい

 1975年のサードアルバム「ろっかばいまいべいびい」から。余談ですが、ディレクターをやっている末永ひろしは私のライブの総合プロデューサー、36年一緒にやっております。これはまだ自分のレーベルのディレクターやってるとき。

 

8. RIDE ON TIME / 松崎しげる

たいせつなもの~Goodies~

たいせつなもの~Goodies~

  • アーティスト: 松崎しげる
  • 出版社/メーカー: AG
  • 発売日: 2018/09/05
  • メディア: CD

 今年の9月に松崎しげるさんがアルバム出されました。『たいせつなもの Goodies』ここに「RIDE ON TIME」のカバーが入りました。カバー集で、他は「ダンシング・オールナイト」、「また逢う日まで」、「見上げてごらん夜の星を」。この「RIDE ON TIME」は素晴らしくて、かけようかけようと思ってチャンスを逸しておりましたが、やっと機会が来ました。

 

#この項おわり