おとのほそみち

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【Live in Japan】Eric Clapton 「Just One Night」ライヴ・アット・武道館

 

武道館公演の回数が最も多い外国人アーチストは、エリック・クラプトンである。

この原稿を書いている2日後、2019年4月13日から5日間、武道館公演が予定されており、予定通り開催されれば通算で96回というのだからすごい。

 

歴代の公演の中では、1979年12月3日のステージがライブアルバムとしてリリースされている。

「ジャスト・ワン・ナイト〜エリック・クラプトン・ライヴ・アット武道館〜」である。

収められているのは「コケイン」「ワンダフル・トゥナイト」「レイ・ダウン・サリー」などソロになってからのヒット曲と、「ランブリング・オン・マイ・マインド」「ファーザー・オン・アップ・ザ・ロード」などのブルース・スタンダードが中心。

「レイラ」も「アイ・ショット・ザ・シェリフ」も入ってないことに不満をおぼえる向きもあろうけれど、泣きまくるストラト、通称“ブラッキー”でのソロを始め、聞き所は満載。
個人的にはオーティス・ラッシュの「ダブル・トラブル」の熱演に耳を奪われる。

 

このツアーにはアルバート・リーが参加おり、彼のパフォーマンスもなかなか素晴らしい。

ダイアー・ストレイツのカバー「セッティング・ミー・アップ」は、もともとアルバート・リーがカバーしており、ここでも彼がヴォーカルをとっている。

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【ディスク1】
1.タルサ・タイム - Tulsa Time (Danny Flowers)
2.アーリー・イン・ザ・モーニング - Early In The Morning (Traditional)
3.レイ・ダウン・サリー - Lay Down Sally (Clapton, Marcy Levy, George Terry)
4.ワンダフル・トゥナイト - Wonderful Tonight (Clapton)
5.イフ・アイ・ドント・ビー・ゼア・バイ・モーニング - If I Don't Be There By Morning (Bob Dylan, Helena Springs)
6.ウォリード・ライフ・ブルース - Worried Life Blues (Maceo Merriweather)
7.オール・アワ・パスト・タイムズ - All Our Past Times (Clapton, Rick Danko)
8.アフター・ミッドナイト - After Midnight (J.J. Cale)

【ディスク2】
1.ダブル・トラブル - Double Trouble (Otis Rush)
2.セッティング・ミー・アップ - Setting Me Up (Mark Knopfler)
3.ブルース・パワー - Blues Power (Clapton, Leon Russell)
4.ランブリング・オン・マイ・マインド - Rambling On My Mind (Robert Johnson)
5.コカイン - Cocaine (J.J. Cale)
6.ファーザー・オン・アップ・ザ・ロード - Further On Up The Road (Joe Veasey, Don Robey)

Just One Night

Just One Night

  • アーティスト: Eric Clapton
  • 出版社/メーカー: Polydor / Umgd
  • 発売日: 1996/09/10
  • メディア: CD