おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



【JAZZ新譜】Ella At The Hollywood Bowl: The Irving Berlin Songbook (2022)

エラ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル:アーヴィング・バーリン・ソングブック

1958年の伝説のライヴ音源が発掘

20世紀最高のジャズ・シンガーの一人、エラ・フィッツジェラルドの1958年のハリウッド・ボウルでのライヴの完全未発表音源。

作曲家アーヴィング・バーリンの名曲を歌った『アーヴィング・バーリン・ソングブック』は名盤として知られるが、そのスタジオ録音からわずか数ヵ月後、ハリウッド・ボウルでその名盤からの楽曲を歌っていたのだ。

ハリウッド・ボウル・ポップス・オーケストラを迎えた豪華なステージで、指揮したポール・ウェストンはスタジオ・セッションのアレンジも担当していた。

エラは1917年生まれなので、このとき40過ぎ。

絶好調だった時期のライヴであり、名女優のごとく、曲ごとにさまざまな女性像を表現してみせる。

決して音がいいとは言えないが、相当リマスタリングしたのだろう、十分鑑賞に耐えるクオリティだ。

 

1.The Song Is Ended
2.You're Laughing at Me
3.How Deep Is the Ocean
4.Heat Wave
5.Suppertime
6.Cheek to Cheek
7.Russian Lullaby
8.Top Hat, White Tie and Tails
9.I've Got My Love To Keep Me Warm
10.Get Thee Behind Me Satan
11.Let's Face the Music and Dance
12.Always
13.Puttin' on the Ritz
14.Let Yourself Go
15.Alexander's Ragtime Band

<了>
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