2001年10月にリリースされた、桑田佳祐のソロとしての7枚目のシングル。
彼自身が出演したコカ・コーラ「No Reason」キャンペーンソングだった。
120万枚以上を売り上げ、彼のシングルとしては最大のヒット曲である。
ジャケットやMVでは桑田がピアノを弾いているが、CDで実際に弾いているのは原由子だ。
桑田佳祐らしいメロディが満載の名バラードで、古き良き日のアメリカン・ポップスと歌謡曲的な情緒の絶妙なバランスが素晴らしい。
歌詞には「クリスマス」という歌詞は出てこないが「聖なる鐘の音が響く頃に」というフレーズからして、クリスマスソングととらえていいだろう。
タイトルの元ネタはフランス映画『白い恋人たち』。
知らない人はタイトルから判断して恋愛映画と思うだろうが、1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピックの記録映画である。
原題の「13 Jours en France」とは、「フランスにおける13日間」という、味もそっけもないもの。
よくも『白い恋人たち』というロマンティックな邦題をつけたものだが、このタイトルによって日本人に強く印象付けたことは確かだろう。
お題を借りたこの歌は、紛れもなくラブソングである。
#この項おわり