おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

山下達郎サンデーソングブック 2021年5月9日『棚からひとつかみ』

達郎氏による曲の解説部分を要約して記載しています(青字部分は書き起こし)。ネットに楽曲データがあるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。

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1. ドーナツ・ソング (LIVE) / 山下達郎 "19/10/13 根室市総合文化会館"
2. MY GENERATION / THE WHO '65
3. GO ALL THE WAY / THE ISLEY BROTHERS "GO ALL THE WAY" '80
4. DO IT TO MY MIND / JOHNNY BRISTOL '76
5. (LET'S GO) ALL THE WAY / THE WHISPERS '78
6. DAYS OF WINE AND ROSES / JACKIE GLEASON "MOVIE THEMES FOR LOVERS ONLY" '63
7. ひととき (LIVE) / 山下達郎 "アコースティック配信ライブ 2020/12/26 高円寺JIROKICHI"


なぜか「ドーナツ・ソング」にリクエストが集まってるとのこと。

今日は最近のツアー、2019年10月13日に根室市総合文化会館で行われた公演のP.A.アウト。長いのでハイライトだけ。

ドーナツ・ソング (LIVE) / 山下達郎

 

こういう時代、何か発散したいので、そういうときはこの曲。

ザ・フー、1965年の全英3位「MY GENERATION」。

中学生の頃に日本で流行り、タイガースの十八番だった曲。

じじいになる前にくたばってしまいたい、そういうことを歌ってる55年前の歌だが、55年後の今の若者も同じような鬱憤を持っていると思う。

死なないで生きている昔の若者だった我々じじいも、何を考えるかを問いかけられる歌。

MY GENERATION / THE WHO


 

アイズリー・ブラザーズの1980年のプラチナ・アルバム『GO ALL THE WAY』のタイトル・ソング。

GO ALL THE WAY / THE ISLEY BROTHERS



ジョニー・ブリストルはモータウンでプロデューサー、ソングライターとしてたくさん優れた作品を作ったが、ソロでも素晴らしい作品がたくさんある。

1976年の代表作『BRISTOL'S CREME』からのシングル・カット「DO IT TO MY MIND」。全米ソウル・チャート5位。

コーダのしつこさがたまらない一曲。

コーダのところで何気にデヴィッド・Tがいろいろやってる。

右のギターがレイ・パーカーで左がデヴィッド・T・ウォーカー。リズム・アレンジはソニー・バーク。オーケストレーションはポール・ライザップ。素晴らしいトラック。ジェームス・ギャドソンが、やっぱりいちばんのスター。

DO IT TO MY MIND / JOHNNY BRISTOL



ウイスパーズの1978年のアルバム『HEADLIGHTS』からのシングル・カット。

全米ソウル・チャート10位。ケニー・バークの特徴あるベースが聴きどころ。

(LET'S GO) ALL THE WAY / THE WHISPERS



(リスナーから、達郎さんおすすめのシャンペン・ミュージックを、とのリクエスト)
シャンペン・ミュージックとは一言で申し上げますと、イージーリスニングのBGMです。
シャンペン・ミュージックという言葉は、もともとローレンス・ウェルクという人がいまして、非常に有名なムード・ミュージックの作曲家でありますけれども。
この人の一連の活動からシャンペン・ミュージックという言葉が出まして。
そうした刺激の少ないですね、食事のBGMという形で。
日本で言えば、まさに『ジェット・ストリーム』で、昔かかってたような音楽でございます。
刺激がない、いきなりガーンといかないっていうですね。
今のクラブミュージックですと驚きますのでですね。
おなかの赤ちゃんが驚きますので、なるべくサーっていうのがいいなっていう。
そうしたシャンペン・ミュージックで一番私が好きなのは、ジャッキー・グリースン。
ジャッキー・グリースンは、もともと俳優でありまして、一番有名なのでは「ハスラー」ですね。
ポールニューマンの「ハスラー」
なんですけれども、自分のオーケストラをもって、自分で作曲して指揮をしてという、たいへんに才能あふれる人でありまして。
50年代に出しました「Song For Young Lovers」※っていう、これがもう、超ロングチャートでありまして。
キャロルキングの「タペストリー」がこれまでのロングチャートの記録を持っていた有名な作品であります。
じゃ、なんか一曲おかけしましょう。
1963年のアルバム「Movie Themes– For Lovers Only」、この中から「酒とバラの日々」
※ブログ主注:「Song For Young Lovers」ではなく「Music for Lovers Only」ではないか。
ちなみに「Song For Young Lovers」はフランク・シナトラのアルバムのタイトル。

 DAYS OF WINE AND ROSES / JACKIE GLEASON



今日の最後は最新ライヴ。2020年に高円寺JIROKICHIにて行われた、無観客の配信アコースティック・ライヴから「ひととき」。

ひととき (LIVE) / 山下達郎

 

<了>