リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドの来日公演が3月27日の福岡からスタートする。
3月27日(水)福岡サンパレス ホテル&ホール
3月29日(金)広島上野学園ホール
4月1日(月)東京エレクトロンホール宮城
4月2日(火)けんしん郡山文化センター大ホール
4月3日(水)昭和女子大学人見記念講堂
4月5日(金)東京ドームシティホール
4月6日(土)東京ドームシティホール
4月7日(日)東京ドームシティホール
4月9日(火)Zepp Nagoya
4月10日(水)あましんアルカイックホール
4月11日(木)オリックス劇場
リンゴ・スターの来日はこれで通算5度目だが、残念ながらこれまで日本でのライブ盤はリリースしていない。
ポール・マッカートニーもたびたび来日公演を行っているが、同じく日本でのライブ盤はない。
ジョン・レノンは来日公演自体、行ったことがない。
ビートルズのメンバーで唯一、日本公演のライブアルバムをリリースしているのが、ジョージ・ハリスンである。彼自身にとってライブアルバムはこれだけだ。
そもそもジョージ・ハリスンは、そのキャリアの中で本格的なツアーを2回しかやっていない。
1度目は1974年の北米ツアー。ビートルズ解散後の初のツアーということで注目を集めたが、ジョージの声が絶不調でメディアからさんざん叩かれ、不評に終わる。
この評価がこたえたのかどうか、ジョージは長い間、ツアーからは距離を置く。
2度目のツアーが、17年ぶりに行われた1991年のジャパン・ツアーだ。
これは親友であるエリック・クラプトンと彼のバンドを従えたもので、東京ドームでの3公演を含む、大規模なものだった。
12月1日 横浜アリーナ
12月2日 大阪城ホール
12月3日 大阪城ホール
12月5日 名古屋市国際展示場
12月6日 広島サンプラザ
12月9日 福岡国際センター
12月10日 大阪城ホール
12月11日 大阪城ホール
12月12日 大阪城ホール
12月14日 東京ドーム
12月15日 東京ドーム
12月17日 東京ドーム
ちなみに1989年にはリンゴ・スター、1990年にはポール・マッカートニーが来日しているため、元ビートルズが3年連続で来日したことになり、世界中のビートルズファンから日本を羨む声が上がったそうだ。
実際のライブではクラプトンのコーナーもあったのだが、その部分を除く全容が「ライヴ・イン・ジャパン」に収められている。
歌も演奏も素晴らしい出来栄えで、「Something」「My Sweet Lord」あたりのジョージの歌は、実に味わい深い。また、クラプトンのソロも聞き所満載で、特に「While My Guitar Gently Weeps」は絶品である。
改めてメンバーをチェックしたら、ベースはネイサン・イーストで、ドラムは元アヴェレージ・ホワイト・バンドのスティーヴ・フェローン。キーボードにはオールマン・ブラザーズ・バンドやシー・レヴェルでも活躍したチャック・リーヴェル。そりゃ上手いはずだ。
これ以降、ジョージは単発でのコンサートは行ったもののツアーを実施することはなく、10年後の2001年、病気で息を引き取る。
死亡した場所は明らかにされていない。
“聖地”巡礼にファンが殺到することを懸念した、夫人の意思によるものとされる。
ライヴ・イン・ジャパン / ジョージ・ハリスン with エリック・クラプトン and ヒズ・バンド
- アーティスト: ジョージ・ハリスン
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/03/03
1.アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
2.オールド・ブラウン・シュー
3.タックスマン
4.ギヴ・ミー・ラヴ
5.恋をするなら
6.サムシング
7.美しき人生
8.ダーク・ホース
9.ピッギーズ
10.セット・オン・ユー
11.クラウド・ナイン
12.ヒア・カムズ・ザ・サン
13.マイ・スウィート・ロード
14.過ぎ去りし日々
15.チアー・ダウン
16.デヴィルズ・レイディオ
17.イズント・イット・ア・ピティー
18.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
19.ロール・オーバー・ベートーヴェン
#この項おわり