現在、ローリング・ストーンズは全米ツアー中。
チャーリー・ワッツを失った傷心の中にあっても、熱いライブを展開しているという。
10月24日は、ミネソタ州ミネアポリスの U.S.Bank Stadiumで公演。
そのセットリストが確認できたので、掲げておく。
注目して欲しいのは、ミック・ジャガーが
「Miss You」の途中で「Controversy」を
「Midnight Rambler」の途中で「Purple Rain」を歌ったこと。
いわずとしれたプリンスの代表曲。
このミネアポリスで誕生したヒーローである彼に敬意を捧げてのことだろう。
ミックは、プリンスを早くから高く評価していて、
1981年10月、ロサンゼルスで行われたストーンズの2日間のオープニングアクトをプリンスに依頼。
しかし、プリンスの中性的なキャラクターは、当時のストーンズファンには受け入れられず、観客はブーイングを繰り返しステージにものを投げ込んで、わずか20分で、プリンスはステージを降りることになった。
それを知ったミックは怒り狂い
「プリンスがどんなに凄い奴なのか、オマエらにはわからないだろう」と言い放ったという。
ミックはその頃を思い出して、ミネアポリスのステージに立ちプリンスの曲を歌ったのかもしれない。
(at U.S. Bank Stadium, Minneapolis,10/24)
Street Fighting Man
Let's Spend the Night Together
19th Nervous Breakdown
Tumbling Dice
Monkey Man(By request)
Fool to Cry
You Can't Always Get What You Want
Living in a Ghost Town
Start Me Up
Honky Tonk Women
Connection(Keith Richards on lead vocals)
Before They Make Me Run(Keith Richards on lead vocals)
Miss You(with "Controversy")
Midnight Rambler(with“Purple Rain” )
Paint It Black
Sympathy for the Devil
Jumpin' Jack Flash
Encore:
Gimme Shelter
(I Can't Get No) Satisfaction
いつもオープニングから一気にヒートアップするのが、ストーンズ。
今回も「Street Fighting Man」「Let's Spend the Night Together」とイケイケの選曲。
昨年リリースしたスローの「Living in a Ghost Town」でいったん落ち着かせ、次の「Start Me Up」から、また盛り上がり大会という感じ。
なお、代表曲「Brown Sugar」は、歌詞に奴隷に関することや、黒人女性を性的対象として扱う内容があることから、段階的に演奏を取りやめると伝えられ、このツアーでもセットリストには入っていない。
いくつかステージの模様を貼っておく
<了>