おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



【JAZZ新譜】アーロン・チューライ率いるドラムレス・カルテット Shadow, Play! / HOLD Re-SAMPLE QUARTET (2022)

シャドウ、プレイ! / ホールド、リ・サンプル カルテット

Shadow Play

Shadow Play

  • Namboku Records
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ジャズ・ピアニストでコンポーザー、ビートメイカーであるアーロン・チューライ率いるHOLD, Re-SAMPLE QUARTET。

本作には、Aaronの盟友であるサックスプレイヤーYoshimoto Akihiro、オーストラリア在住のトランペッターEugene Ball、MCに田中光(Dry Echoes)が参加。
この4人でのカルテットで、ドラムもベースもいない。

ここでのアーロンは、ビートメイカーとしての仕事が際立っている。

リズムは、ナマの楽器を使わず、アーロンがサンプリングした音ををループさせたもの。

これがなかなか心地よい変態ぶりで、不可思議なギミックというか、フェイクというか、進路が予測しづらい。

そこに、ホーンやラップが絶妙な距離感で絡んできて、独特の酩酊感を与えてくれるのだ。

そのヒップホップ感覚、ストリート感覚から、これがジャズ?という向きもあるだろうが、イマドキのジャズのいち形態なのだ。

 

1.Intro
2.Scientist
3.Champagne
4.Shadow Play
5.100 ninchou
6.86
7.Izure Rudeboy
8. Hanabi
9. Hold
10. Katsubou
11.CC
12. Shira Na l

<了>

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